2007/08/07

薔薇と雨/布袋寅泰

「ぬのぶくろとらひろ」
「一つも合ってないぞ」
「ほていともやす」ですね。愛知県には布袋という駅がありますし、友人に禎寅(よしとも)という人がいたので、それほど驚きませんでしたが、読むの難しい名前です。多分寅年生まれなんでしょう、と書いてからWikipediaで調べたら、1962年2月1日生まれと書いてありました。ビンゴ!でも2月1日だと旧暦では丑年では?まあいいか。私より1学年お兄さんですね。

私の場合、とりあえずBOØWYのギタリストだったらしいよ、というところから認識が始まります。じゃあBOØWYのことはどう思っていたかというと、3〜4歳下の連中が好きなバンドという認識で、
「ちょっとバックが頑張ってる、小っこい西城秀樹だよね」とか「T-BOLANとどっちがエラいの?」とか言って、後輩に露骨に嫌な顔をされる、という…。だからバンド時代はほとんど知りませんでした(コーラスが「あだざむーんらーぃ」とか言ってる一部の曲は知ってたけど)。BOØWYは多分、よくも悪くも"J-POP"の扉を開いちゃったバンドです。

その後、吉川晃司とCOMPLEXを結成したあたりで顔と名前が一致するようになり、「あの、ギターのでっかい奴、なんかすごいな」とか言うようになります。
で、ある日ふとテレビに出演して、ソロで歌っているのを聴いたのが「薔薇と雨」です。

布袋寅泰 - 布袋寅泰: Greatest Hits 1990-1999 - 薔薇と雨

"ミュージックステーション"か"HEY!HEY!HEY!"の年末特番だったと思うんですが、白いスーツを着てセットに腰掛けて歌っているのを聴いて、「あ、この人はこういう抽き出しもあるんだ」とすごく意外に思いました。ゴリゴリのロック野郎だと思っていたので、こういうイタリア映画の音楽みたいな、スタンダードな感じの曲も作れるのか、とプロを相手に生意気ですが、感心したんですね。結構良い音楽を聴いて育って来たんだな、と。

それなら今井美樹の曲も書けるわけです。
ついでに言うと、こういう感性だとそりゃ山下久美子より今井美樹に曲書きたいよなあ、というのも良く分かる。うんうん…。
最近、スポーツ新聞のネタになったりしてますが(あ、去年もですね。あ、昔もありましたね)、ロックバンドは喧嘩するの当たり前です。歌舞伎役者の女性問題とロックバンドの暴力沙汰は、素人さんに迷惑かけなければそんなに騒がなくて良いと思います。なんだこの結論は?

アルバムへのリンクは"GUITARHYTHM IV"です。これは良い、捨てる曲がほとんどないです。

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