2008/05/20

1978~2007年のマイベスト30 ~その2~

サザンオールスターズが無期限活動休止だそうですね。"KAMAKURA"発売以降、いつ活動していつ休んでいるのかよく分からないので、今更言われてもねえ、と思うのは私があまり熱心なファンではないからでしょう。「一人一人がサザンの看板に頼らずに云々」という理由も20年遅いような気がします。なんかここの話題とシンクロしているような展開ですが、私が勝手に選ぶ1978~2007年のベスト30曲を続けます。

前回に続いて20位から11位の発表です。


20位 20世紀の終りに/ヒカシュー(1979年)

劇団ひとりに似たボーカルの人(巻上公一)が能・狂言風の発声で歌うテクノポップです。年代的にもYMOとどっちが早いか、という歴史的存在。今、着うた(着ヴォイス?)で「ややこしや~」というのが流行っているそうですが、聴いて驚け若者よ、実はほぼ30年前にここまでやっちゃった人がいるのだよ。


19位 Come Again/m-flo(2001年)

この曲については以前書きましたね。いわゆるヒップホップ系では飛び抜けて好きな曲です。LISAとVERBALの声がどちらもすばらしく、ジャンルを越えて虜にされてしまう曲だと思います。


18位 決戦は金曜日/Dreams Come True(1992年)

「なんだっけ、あの、ドリーム・カム・ツルー?」
「三単現のsが付くから、ドリーム・カムズ・トゥルーだろ?」
「ドリームが複数だからドリームズ・カム・トゥルーだよ!」
と、私大出身者が集まって知ったかぶり合戦をしていた頃が懐かしい。
ど派手なファンキー・サウンドと吉田美和の、自分のノドを信じ切ったような歌唱が心底楽しい1曲。聴き所は間奏や後奏でかぶってくる吉田美和のアドリブというかフェイクというかスキャットというか…です。


17位 今夜はブギー・バック featuring 小沢健二/スチャダラパー(1994年)

これは好き嫌いよりも歴史的評価のポイントが高く、上位にしました。日本語のラップというものの黎明期に、フリッパーズ・ギターの小沢健二の歌をフィーチャーし、両脇をラップで囲んだ作りになっています。フジテレビ「ボキャブラ天国」のテーマソングとして、不特定多数の日本人に幅広くラップを聴かせた功績は非常に大きいと思います。また、スチャダラパーのラップが良い意味でとてもドメスティックなものだったことも幸いだったと思います。


16位 My Revolution/渡辺美里(1986年)

小室哲哉の曲は歌いづらい、というか、歌ったときの喜びが少ない。歌心みたいなものが欠けていると思うのです。それは多分、本人が歌が苦手で、歌うより楽器を弾く方が楽な人だからだと私は思っています。
"My Revolution"は、そんな小室哲哉作品の中では例外的に歌って楽しいメロディを持っています。ほぼ無名だった頃なので、自分のエゴよりも世間に認められることを念頭に、相当気を遣って作ったのかもしれません。また、原曲は中学生くらいの時に作ったという話もあるので、その分素直なメロディなのかもしれませんね。


15位 You Were Mine/久保田利伸(1988年)

今、日本のヒットチャートの中にはいわゆるR&Bにジャンル分けされる曲がたくさんあるわけですが、20年前にJ-POPとR&Bの橋渡しをするための孤独な戦いをしていたのが久保田利伸です。当時は「(和製)ブラコン(=Black Contemporary)」という言い方の方が一般的だったように記憶しています。それからほぼ20年、ブラック・ミュージックを下敷きにしたアーティストは数多出現してきた訳ですが、久保田利伸のブラック・ミュージックに対する熱意は今でも突出していると思います。


14位 まほろば/さだまさし(1979年)

さだまさしも一番好きな曲がシングルじゃありません。アルバム「夢供養」に収録されている曲です。「あせびの森の馬酔木に」、「黒髪に霜のふる迄」、「懸想文」など古典的表現をたっぷり使った歌詞は、当時でも珍しいセンスで、さだまさしの独壇場と言って良い世界です。ちょうどこのころ、世良公則を典型に、少ないボキャブラリーでシャウトするような音楽が流行していました。さだまさしのことですから、そういう歌作りへの批判としての意味もこめていたのではないでしょうか?


13位 キラキラ/小田和正(2002年)

テレビ番組「クリスマスの約束」で若い歌手の歌を歌う中で、それに刺激を受けて作った曲だというような話がありました。ソロになってからの小田和正の曲は、ドラマ主題歌の「ラブ・ストーリーは突然に」が例外的に派手だった他は基本的に端正というか地味な曲が多いです。この「キラキラ」は良い意味でヤマっ気があるし、タイトルからしてカワイイですね。


12位 トランジスタ・ラジオ/RCサクセション(1980年)

高校時代、同級生がRCサクセションのコピーバンドをやっていました。当時の高校生のバンドというと楽器はなんとか格好をつけてもボーカルはぼろぼろという例が多かったんですが、我が同級生のバンドにはすばらしいショーマンシップを持ったボーカルがいて、サマになっていました(彼は今何をしているのだろう?)。
だから最初にこの曲を聴いたのも、そのコピーバンドの演奏でした。
当時の私はRCサクセションも「キヨシロー」のことも知りませんでしたが、これは良いと思って"PLEASE"のミュージック・テープ(!だって家にラジカセしかなかったんだもん!)を買いに行きました。忌野清志郎、中井戸麗市などの恐ろしげな字面が並ぶ歌詞カードには腰が引けましたが、強くて表現の豊かな歌詞がすごく伝わるアルバムでした。私は授業をさぼって屋上にいる度胸のない生徒でしたが、「トランジスタ・ラジオ」の気分はとっても良く分かりました。


11位 Rock'n Rouge/松田聖子(1984年)

松田聖子の全盛期というとこの辺りじゃないでしょうか?代表曲としては尾崎亜美の「天使のウインク」でも、細野晴臣の「天国のキッス」でも、佐野元春の「ハートのイアリング」でも、財津和夫の「野ばらのエチュード」でもなんでもオッケーです。それにしてもこの、当時のニューミュージックの大物(この他にも大滝詠一、土橋安騎夫などの曲も唄っていて、松田聖子にオファーをもらえないとソングライターとして1人前じゃないみたい)を網羅した豪華作家陣は圧倒的です。この歌は作曲:呉田軽穂となっていますが、言うまでもなくユーミンです。
特にこの曲についてコメントすると、なんと云っても松本隆の歌詞。先メロで作っていると思うのですが、2番の歌詞で「きーみがー、す・す・すきだと~もつれないで」と嵌めたアイデアが最高。コロンブスの卵ってやつです。

あー、慣れないHTML編集は疲れるわ!

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