2010/05/09

限界Lovers/SHOW-YA

先日テレビで熱唱していた寺田恵子姐さん率いるSHOW-YAのヒット曲です。

久しぶりに姿を拝見しましたが相変わらずシャープなルックスで、同世代としては頼もしい限りです。しかし、よく考えると遠巻きにして「ええぞ、ええぞ」と冷やかして見ていただけだったので、ちゃんとiTSで「限界Lovers」をダウンロードして聴いてみました。
ちなみにOVA版パトレイバーの主題歌は「未来派Lovers」です。お間違え無く!

日本の女性ロックバンドとしては同時期にプリンセス・プリンセスがいました。あちらは奥居香の丸っこいルックスもあって大学の同級生がやってるように見えましたが、SHOW-YAはもうちょっと玄人っぽい、妖しい感じがありました(実際には奥居香も一筋縄ではいかない人だったようですが、ま、イメージですw)。

寺田恵子は見た目が派手なわりにエンターテインメント的サービスをあまりしない人のようで、意外とテレビなどでは活躍せず、「NAONのYAON」などのライブ活動などを熱心にやっていました。なんども書きますが、個人的には浜田麻里とジョイントして商業ロックの頂点を極めて欲しかったのですが…

さて、「限界Lovers」はテイストとしてはアン・ルイスの歌謡ロックと非常に近く、演奏も歌詞もたいそう派手です。意味もなくカッコいい!
「"Back to the fire"って意味わかんねえ」と当時から言われてましたが、そういうもんじゃない、気合でカッコいいわけです。「激しさ」「No.1」「ビロード」「火花」「刺激的」「天使」「悪魔」と絶対値の大きい言葉がわんさか並びます。言ってることは「自分に素直に愛しあいましょう」みたいなことなんですが。
それは同時期に大ヒットしたマンガ「北斗の拳」の一番面白いところが、ひとことでいっちゃうと「女が原因の兄弟喧嘩」の話だったのとよく似ています(?)。どっちも好きなんだけど、他人に説明しようとすると悪口になっちゃう。

2010/05/05

検索少年/七尾旅人

去る4月25日、風邪を引いて家から出られずにぼんやりと日曜の午後を過ごしていた私は、Twitterでリンクを見つけて、"nbsa+×÷ 2010"のUstを見ておりました。

そこに登場して、1時間ちょっとのライブを見せたのが七尾旅人という人でした。
最初はガットギターの弾き語りで、吟遊詩人ぽい曲をやって、その後"cro-magnon"というバンド(甲本ヒロトとかがいるやつではない)との共演でヒップホップ的な演奏を見せていました。
ジャンル不明、背景不明でしたがパフォーマンスは独特で、ちょっとテレビでは見られないタイプの人でした(Ustライブでは最初のMCで「場違いな暗いフォークです。すいません」みたいな事を言っていましたが、フォークではなさそうですし、途中で声によるサンプリング芸なども見せていました)。

気になってWikipediaとかもあたってみたところ、雲をつかむような記述でしたが電気グルーヴ×スチャダラパーの作品にも顔を出しているらしいので、意識しないうちに声は聴いていたのかもしれません。

Twitterもやっていて(アカウントは@tabito_net)本人がそこで宣伝していたのを追っかけてホームページ ☆::TAVITO.NET::☆ を見てみると、なにやら新作を自力配信中と書いてありました。
それが表題の「検索少年」です。この曲は7月7日発売予定の新アルバムの先行配信曲なのだそうです。サンプルを聴くとやたら可愛いノスタルジックなテクノサウンドが聴こえてきました。

そんなわけでiTSから"Rollin' Rollin'(七尾旅人×やけのはら)"をダウンロードして聴いてみて、やっぱり分からなくて自力配信の「検索少年」もmp3版を落として並べて聴いてみました。ちなみにダウンロードした「検索少年」をiTunesに読み込んだらジャンル名が「アシッドパンク」と出ました。たぶん、配信者本人がそう入力したんでしょう。

結局2曲くらいじゃ七尾旅人のことはなんにも分からないのですが、分からないなりに感じたのは、歌い方がとても好ましいってことです。端的に言うと「歌詞がよく聞こえる」。歌を上手そうに聴かせるよりも、書いた歌詞をストレートに聴き手に届けることを優先してる。
私の好きな歌い方です。

あと、ぶっきらぼうに歌っているようで、いろんな音楽をよく聴いていて引き出しが多そうな感じもします。
もうちょっと深く掘って聴いた方が良さそうですね。次はどれを聴けばいいでしょうか?

SOFTLY/山下達郎(初回限定版)(特典なし)

 先週末くらいからメディアでがんがん露出していて、嫌でも目についた山下達郎の新作アルバム、Amazonでぽちっておいたら無事に今日、郵便ポストにメール便で入っていました。 前作「Ray Of Hope」の感想文を書いたのもそんなに前のことではない、と思っていたのですが、あれからも...