2010/05/05

検索少年/七尾旅人

去る4月25日、風邪を引いて家から出られずにぼんやりと日曜の午後を過ごしていた私は、Twitterでリンクを見つけて、"nbsa+×÷ 2010"のUstを見ておりました。

そこに登場して、1時間ちょっとのライブを見せたのが七尾旅人という人でした。
最初はガットギターの弾き語りで、吟遊詩人ぽい曲をやって、その後"cro-magnon"というバンド(甲本ヒロトとかがいるやつではない)との共演でヒップホップ的な演奏を見せていました。
ジャンル不明、背景不明でしたがパフォーマンスは独特で、ちょっとテレビでは見られないタイプの人でした(Ustライブでは最初のMCで「場違いな暗いフォークです。すいません」みたいな事を言っていましたが、フォークではなさそうですし、途中で声によるサンプリング芸なども見せていました)。

気になってWikipediaとかもあたってみたところ、雲をつかむような記述でしたが電気グルーヴ×スチャダラパーの作品にも顔を出しているらしいので、意識しないうちに声は聴いていたのかもしれません。

Twitterもやっていて(アカウントは@tabito_net)本人がそこで宣伝していたのを追っかけてホームページ ☆::TAVITO.NET::☆ を見てみると、なにやら新作を自力配信中と書いてありました。
それが表題の「検索少年」です。この曲は7月7日発売予定の新アルバムの先行配信曲なのだそうです。サンプルを聴くとやたら可愛いノスタルジックなテクノサウンドが聴こえてきました。

そんなわけでiTSから"Rollin' Rollin'(七尾旅人×やけのはら)"をダウンロードして聴いてみて、やっぱり分からなくて自力配信の「検索少年」もmp3版を落として並べて聴いてみました。ちなみにダウンロードした「検索少年」をiTunesに読み込んだらジャンル名が「アシッドパンク」と出ました。たぶん、配信者本人がそう入力したんでしょう。

結局2曲くらいじゃ七尾旅人のことはなんにも分からないのですが、分からないなりに感じたのは、歌い方がとても好ましいってことです。端的に言うと「歌詞がよく聞こえる」。歌を上手そうに聴かせるよりも、書いた歌詞をストレートに聴き手に届けることを優先してる。
私の好きな歌い方です。

あと、ぶっきらぼうに歌っているようで、いろんな音楽をよく聴いていて引き出しが多そうな感じもします。
もうちょっと深く掘って聴いた方が良さそうですね。次はどれを聴けばいいでしょうか?

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