2012/01/21

Tokyo Heartbreak/Alex York

TwitterやFacebookで、日本人相手に熱心な活動を続ける謎のイケメン外人、Alex York。

(光栄にも)ご本人からTwitterでフォローされてしまったので、ネットで調べて見ました。
しかしWikipediaにもまだ項目がなく(1月20日現在。英語版も)、オフィシャルサイトのプロフィールを見ても年齢不詳です。おそらくアメリカ出身で、プロフィール写真やYouTubeの動画を見るかぎりでは20代後半くらいに見えます。

流暢に日本語も話しますが、彼の成育史の中のどこでこれほど日本へのこだわりが生まれたのかも不明です。まさか布施明の息子じゃあるまいね。 

気にはなるもののCDショップに並んでいる気配もないので、iTunesで検索すると iTSにはあります。ダウンロード購入が可能でした。
CDメディアは出ていないのかと思ってAmazonで検索してみると、CDとしては販売されておらず、MP3ダウンロードでの販売がありました。 

いきがかり上1500円でダウンロードしてみました。
今はAmazonのMP3ダウンロードをすると自動でiTunesに取り込んでくれるアプリケーションが提供されているんですね。ダウンロードが終了するとジャケットのサムネイルも含めてしっかり収録されました。

おお、ジャケットには英字タイトルに並んで日本語の縦書きで「東京ハートブレイク」と書いてありますね。
さて、アルバム1曲目にタイトル曲として収録されている"Tokyo Heartbreak"を聴いてみましょう。

 琴の音を使ったキャッチーなイントロから始まるエレクトロポップです。
ロックとシンセサイザー、さらに和楽器音のミックスは、古くは80年代から多く作られていて、例えば原田真二が80年代半ば、「MODERN VISION」や「愛してかんからりん」の頃に意識的にそういう音楽を作っていましたし、YMOから派生したテクノ歌謡の中にも見られたような気がします。 

ボーカルはアメリカ人にしては線が細く、本国で売れるには多分もっとマッチョな感じじゃないと厳しいように思われますので、先に日本の女性の間でブレークしてから逆輸入の形を取ろうという狙いなのかも。嫌味が無いので日本ではこのまま売れてもいいように思いますが、引っ掛かりがあまりありません。去年の今頃聴いていたLittle Bootsちゃんの方が、女性ながらざらついた感じがありました。

若者らしくもう少し過激な感じがあった方が、好き嫌いはともかく耳に残るような気がします。
ロックとエレクトロニクスを融合した歌モノという音楽性で考えると、日本では布袋寅泰のソロ作品が非常に優れていると思うので、この辺とコンタクトして行くと大きいチャンスが掴めるのではないでしょうか。

または、売れるだけならテレビのバラエティで顔を売って、実はアーティストなんだ、という展開もいいかも。テレビに出ればきっと人気出ると思う。敷居の低いところで、MXテレビの徳光正行あるいは逸見太郎の番組でテーマソング(&週一でレギュラー出演)から始めるのはどうでしょう?

 

2012/01/14

サカモト教授の8bitジュークボックス/サカモト教授

2012年最初の投稿も、不本意ながら(笑)エレクトロニクスです。
今週発売の週刊アスキーで紹介されていたのを買ってきました。「サカモト教授の8bitジュークボックス」です。

昔のゲームミュージックのような8bitピコピコ音によるJ-POP名曲のカバーという触れ込みで、そういうの面白いかもと思ってまずはiTunesで探してみました。が、「サカモト教授」で出てきたのはひとつ前のアルバムでした。




そこで、いつものように銀座山野楽器本店(ポイントカードも持ってるぜ)に行ってみましたが、さすがの山野楽器にも並んでいませんでした。しかたなくオジサンには敷居が高い渋谷のタワーレコードまで足を伸ばして、ようやく発見しました。そしたら装丁がDVD並に巨大。こういう収納し辛いパッケージは止めてほしいなあ…というか、iTunesで配信して欲しいです。

曲目リストを見ると、「浪漫飛行」「どんなときも」「ロビンソン」「大迷惑」等、J-POPの定番ソングがずらり並んでいます。それにしては1890円は安いなあと思いながらMacBook Proに挿入すると「全13曲 演奏時間19分」え?
フルサイズではなく、全曲がほぼ1分~1分30秒のワンコーラスで一気メドレーとして収録されているのでした。

聴いてみると8bitと名乗っていても録音機材は最新なのでしょう、別にチープな感じはしません。週刊アスキーの記事をナナメ読みした範囲では、一昔前に韓国でイ・パクサがやってた「ポンチャック」みたいな感じなのかなと思ったんですが(本当はそっちを期待してた)、音はうんと真面目です。1曲あたり1分強、1コーラスという割り切りもらしいスピード感があって楽しいです。

だいたい、このテの電子音楽をやりつつ堂々と「サカモト教授」と名乗るのも(いや、本名由来なのかもしれませんが、それにしても)いい度胸をしてるので、確信犯的にチープな感じでパロディ音楽がやりたい人なのかと思いましたが、実はしっかり音楽家している人のようです。



2012/01/02

新年おめでとうございます

2012年、あけましておめでとうございます。

今年もじわじわと続けてまいります。
昨年は21本しか更新できませんでしたが、2010年に比べて興味深いタイトルが多く、それほど厭世的にならずに感想文を書くことができました。

もちろん不満もあります。
私はここ数年はMacのiTunesに音楽を取り込み、iPhone4、iPad2と同期して管理していますが、iTunesに取り込んだ後のCDの収納には頭を悩ませていました。昨年末にコクヨのメディアパスという商品を大量に購入して、CDケースを可能な限り捨ててしまうことでとりあえず1本のCDラックに手持ちの全メディアを収納することに成功しました。
できれば、ごく趣味的なコレクターズアイテムを除いては、ダウンロードで購入して行きたいのですが、現状では私が聴きたいアーティストに限ってiTunes Storeでは取り扱いが無い会社に所属していることが多いようで、まだまだCDの収納場所には悩まされそうです。
そんなこんなで、故・スティーブ・ジョブズ氏が提唱した「デジタル・ハブ」構想も、我が国では音楽および本など著作物の扱いに制限が多く、せっかくのMacライフも不便が多いです。
デジタル配信を積極的にした方が、音楽や本の出版も利益が出るんだよ、という明白な成功例があれば雪崩を打って状況が変わるのでしょうが、先行するアメリカの音楽業界も縮小気味と言われているようですし、この辺の問題はどうなっていくのでしょうか?AKB48はiTunesでも買えますが、それ以上にCDを売りまくって成功を収めているわけで、これは日本の音楽販売のガラパゴス的成功例として、音楽配信の拡大を遅らせる方向に作用すると思われます。


一方、昨年は東日本大震災+原発事故という未曾有の危機があり、復興支援チャリティソングなども多く発表されました。地震・津波という自然災害はともかく、こと原発事故については、もっとストレートな怒りをぶつけるメッセージソングが出てきても良さそうなものでしたが、こういう大事の際に日本の音楽家たちは意外なほど寡黙です。この話はまたそのうちじっくりやりたいと思います。


さて、2011年の一般的な音楽トレンドを確認するために、私は年末のレコード大賞、紅白歌合戦もがんばって全編視聴しました。情報番組で聞くともなしに聞いていましたが、やはり2011年はAKBの年だったようです。AKB48というプロジェクトに対しては積極的に応援していませんが、売上枚数が圧倒的なようなのでレコード大賞受賞自体には異論はありません。それ以外の新人賞や部門賞に釈然としない感じがありました。前にも書きましたが、客観数字(販売枚数とか売上金額とか)以外の要素で決まる音楽賞は、お金と名声のある人が個人の責任で表彰した方がいいんじゃないでしょうか?


そんなわけで当ブログでの2011年の私的表彰作品はこんな感じ。
優秀シングル Perfume/レーザービーム/微かなカオリ
優秀アルバム 山下達郎/Ray Of Hope、坂本美雨/HATSUKOI
優秀洋楽アルバム Lady GaGa/Born This Way
特別賞 Little Boots/Hands(2009年発売だが発売1年半経った去年の1月に存在に気づいたので)