2012/04/07

ディスコの鉄人/VARIOUS ARTIST

まだ全然作業してませんが、15年ぶりくらいで友人たちとの音楽活動を再開することになりました。曲も作らないといけないんだけど、その関係で昔のディスコサウンドを改めて研究したくなりました。なぜ昔のディスコなのかというと、70~80年代の歌謡ポップスを旅するときに、元ネタを知ってそこから戻ってきた方が解釈が深まると思ったからです。


とりあえずなんかできるだけお手軽なベスト盤が無いかと山野楽器に行ってみつけてきたのがこちら、「ディスコの鉄人」。
ネーミングセンスからしてこのCD自体が結構昔に出たのかと思っていましたが、Amazonで見ると2011年11月発売というから、需要は常にあるんでしょうね。


M1.君の瞳に恋してる(オリジナル・ロング・バージョン)/ボーイズ・タウン・ギャング
(以下、英語の題名書き写すのめんどくさいので全部邦題で)
バスドラ4つ打ち、ラテンな装飾系打楽器、ストリングスが徐々に重なってきてくれるので、構造がすぐにばらせる、教科書として最適です。「ロマンスの神様」には10年気が付かなかったんだよなあ…。

M2.フライデイ・ナイト/アラベスク
アラベスクっていたいた。入場行進にも使えそうな2拍子っぽいベースとリズム・ギターが楽しい。太田裕美にそっくりなアレンジの曲があったような気がするが思い出せない。

M3.悲しき願い/サンタ・エスメラルダ
尾藤イサオとかが「だーれのせーでもありゃしないー」と歌った曲のカバー曲ですね。これはもう「ごぜんさんじのとーきょーべいは」と歌いださなきゃしょうがないじゃないですか!

M4.ピック・アップ・ザ・ピーセス/アヴェレイジ・ホワイト・バンド
あ、これはカッコイイですね!インストものです。CMにもよく使われていたような気がしますし、「太陽にほえろ!」の尾行シーンなどにも合いそうです。

M5.ロッキン・ロール・ベイビー/スタイリスティックス
これもいいですね。ゴキゲン系のライトなロックンロールですね。僕はオフコース・ファンだから「たそがれーそまあるー」と歌いだしますが、つい最近ジャニーズ系のグループがよく似たの歌ってたような気がする。

M6.ディスコ・ベイビー/ヴァン・マッコイ&ソウル・シティ・シンフォニー
「ゲダンゲダンゲダン」って最初から畳み掛けてくるのかっこいいです。

M7.めざせモスクワ/ジンギスカン
この辺はモーニング娘。がさんざんやっちゃったからなー(実際に聴くとあんまり似てないんだけどね。その辺はちゃんとやってた)。ちょっと前に動画投稿サイトで外国曲に空耳で勝手に日本語字幕でアニメ被せるの流行ったじゃないですか。あれの「おっさんですかシャアですか」ってのが面白すぎて忘れられません。

M8.恋のブギー/シルヴァー・コンヴェンション
地域の老人福祉施設みたいなバンド名ですが、馬鹿馬鹿しいほど明るい曲。ストリングスのフレーズとか昔、邦楽ポップスでものすごくたくさん聴いた気がする。

M9.レディ・バンプ/ペニー・マクレーン
これもいろいろと借用したい部分がたくさんありますね。メロディ自体は80年代のテクノ歌謡で引用されていたくさい。

M10.フライ・ハイ/アラベスク
ディスコミュージックってやっぱりベースなんだなあ、とここまで聴いて思います。昔の我が家にはテレビとラジカセしか無かったから、あまりベースの音って意識して聴いたことなかった。

M11.セクシー・バス・ストップ/ドクター・ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス
突然和物。ドクター・ドラゴンは筒美京平なんだそうです。手数は外国勢に負けていないが、のりが全然変わっちゃうのはなにが違うんでしょうね?インストじゃなくて、普通に浅野ゆう子のやつ入れて欲しかった。エンディングも変なフェイドアウトしちゃうし。

M12.ブギー・ウォーク/ファンキー・ビューロー
こちらはギターがすごくがんばってる感じ。オジサンにはちょっと乗りづらい。

M13.恋のショック/ラヴ・マシーン
これは普通に日本語のせれば歌謡曲になりますね。中原理恵とかそんな感じの人だったのかもしれない。

M14.瞳にファンタジー~クローズ・ユア・アイズ~/クイーン・サマンサ
これもいいですね。ストリングスのところも全編金管に入れ替えるとスペクトラムになりそう。

M15.誓い/スタイリスティックス
夜も更けて参りました。もしくはチークタイムですか。コーラスがすごく難しそう。


今回は特に結論はありません。




2012/04/01

Kyon30~なんてったって30年!~/小泉今日子

最近、にわかにテレビの露出が多いと思っていたら、こんなものを出していたのか小泉今日子。デビュー30年。30年かあ…。その間自分も一緒に歳を取ってきたのかと思うと愕然としますね。
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ここ数週間、レンタカーでだらだら移動することがあったので、iTunes版をダウンロードして聴いておりました。


それにしても小泉今日子は長持ちしてるなぁ…。私は若いころを含めてCD買ったりした覚えはありませんが、松田聖子は頂点の向こうの違うところに行ってしまい、中森明菜が自壊していった一方、ずーっと鮮度を保ちながらキョンキョンでいつづけているのは凄いものです。その秘密は、事務所の力とかいろいろ政治的な部分もあるんでしょうが、センターにいなかった事にあるんでしょうね。


松田聖子や中森明菜を風よけにしてマイペースに、「なんてったって」というより「なんちゃってアイドル」をやっているうちに結果としていちばん長持ちしてしまった感じ。自身が紛れも無いトップアイドルでありながら、作品を通して保守本流アイドルの批評をやるという、ある意味ずるい行き方が功を奏した感じです。超高校級豪速球投手がプロに入っても速球派で在り続けようとして通用しなかったり、あるいは若くして大きな故障をしたりして引退していくのに対して、「自分、基本は変化球投手ですから…」とかいいながら40過ぎまで活躍するピッチャーのような感じでしょうか。


さて、聴いてみると30曲はすごいボリュームですが、とにかく「小泉今日子」の名前の下、その時々の流行を巧みに取り入れた楽曲群はバリエーションも豊富で、ある意味この30年の流行を振り返る歴史資料的な価値も高いです。
デビュー時のベタベタな歌謡曲から始まり、テクノポップ、ロックンロール、ナイアガラサウンド、ハウスミュージック風まで。しかも本人の歌い方はほとんど変わってないのに、なんとなく様になっていてちゃんと聴けます。これは上手いと言えばいいのでしょうか?


それから、この盤に関して言うと、どのトラックも意外なほど音が良いです。
さすが小泉今日子くらいになるとマスタリングとかをやり直しているのかも知れない。80年代以降なので、ヤル気があればそういうことはやれると思うし。だから意外と古びた感じがしません。「私の16歳」あたりのベタベタ歌謡曲フォーマットの曲はさすがに厳しいですが、ほとんどの曲が今の若い子が歌っていると言われても聴き分けられないくらいの音になっています(個人の感想です。常にそうですが)。