2016/04/10

COSMIC EXPLORER/Perfume

久しぶりにPerfumeのアルバムが出ました。
今年は、宇多田ヒカルも帰ってくるし、去年よりは新しい音楽を聴けそうです。

さて、出ると買っちゃうPerfumeです。
前前作の「JPN」が勢いのある曲をノンストップで繋いでいく理屈抜きで楽しい1枚だったのが、次の「LEVEL3」は悪くはないがちょっとおとなしくなってしまった感じでした。メンバーの年齢も上がっていることもあるし、このままなんていうかメロウな感じになって閉店していくのかな、という印象を持ったような気がします。

しかし、今回のアルバムまでしばらく時間があったこともあって、「LEVEL3」のことはすっかり忘れて新作を買っていました。

「COSMIC EXPLORER」は、そういう意味では少し揺り戻した感じで、「JPN」ほどではないが無邪気に楽しく聴ける部分が増強されているような気がします。

Perfumeといえば、オートチューンを多用した人工的な歌声が代名詞になっていますが、ポリリズムの頃(古い話ですね)と比べると時代が下るほど加工度が下がってきています。本作ではバックコーラス部分を生声に近い処理で重ねることもしています。特に表題曲「 COSMIC EXPLORER」の途中ではほとんど生声(音程調整はしているっぽく聴こえますが)が使われている部分もあって、あー本当はこういう声だったのか、と確認ができます。
曲としては、歌番組でも披露している「Pick Me Up」を代表とする、和風音階のフレーズが高温域で飛び回るキラキラしたサウンドがメインで、微妙に力点をずらしたシングルナンバーがアクセントになるような作りになっています。YMO好きだった中年(初老か)が懐かしくなるようなシンセベースやテクノデリック的メカニカルなノイズも加わり、我々世代にとってのわかりやすさは相変わらずです。

ところで、特典についていた動画を見ていて改めて驚いたのですが(というか、当然だけど)、Perfumeの3人も28歳とかになっているんですね。音楽性はともかく、いわゆるアイドル的に出てきた彼女たちはこの後どうなっていくんだろう?このまま末永く年齢不詳のアジア少女としてプリンセス・テンコー的に世界で活躍するのか?結婚などを契機にして生身の女性としてそれぞれの道を歩むのか?そろそろ決断の時が近づいています。

それにしても、一時代を築いてその後はマニアのものになっていたジャンルを、若い女の子に唄わせてアイドル的に売ると世界に出られるというのはなかなかの発見です。この漁場にはまだ魚がいるみたいで、BABYMETALはPerfumeがテクノでやったことをヘビメタでやったらイケたわけですよね。私はまだちゃんと聴いてませんが。

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