2012/03/18

21/ADELE


「サカモト教授」のCDを探していたときに久々に足を踏み入れて、会員カードまでもらってしまったタワーレコード。
別の機会に訪れた際に、上から下まで各フロアを徘徊してみました。
良かれ悪しかれ、「なにを売りたいか」が他のショップに比べて明確ですね。
他のショップでもメジャーなアーティスト(めんどくさいからこの単語を使います)の新作が出ればそれなりにコーナー作ってディスプレイしてありますが、タワーレコードはその選択がちょっと捻ってあって、「ふーん、こういうのが渋谷の客層向けなのか」と勉強させられます。毎週通ってそういうのチェックしていけば若いもんと話するときのネタになるかもしれませんね(かえって迷惑か)。

スタッフのおすすめコメントでよく見る「○○や△△がすきならこれはどう?」みたいなのも面白い。Amazonの「この商品を買った人はこちらの商品も買ってます」みたいな感じか。ちょっと前に八重洲地下街のタワーレコードで「キャロル・キングやSuperflyが好きな方に→リンダ・ロンシュタット」てのがあってちょっと驚きましたが(だったら「スピッツやレミオロメンが好きな方に→オフコース」でもいいじゃん)。


そんなわけで行く度に勉強させられてしまうんですが、先月でいうと、上旬であればJ-POPコーナーなら「きゃりーぱみゅぱみゅ」(買ってない)または坂本慎太郎(買いました)、その後は星野源(知らない)。

洋楽コーナーは2011年の代表作が再プッシュされていました。
一番目立ったのが「Adele」でした。相変わらず洋楽アンテナがめちゃめちゃ低いので、名前と顔が一致していませんでしたが、なんか地味なルックスの若い子がガガ様より売れているらしい、という話は聞いたような気がします。 読み方は「アデル」でいいのか、「アデレ」なのか「アドレ」なのか?「お勉強」のつもり安い輸入版の方を購入。
iTunesで購入することも、当然出来ます。
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CDを買って帰ってから、ざっとネットで検索したところ、イギリス人で歳は20歳そこそこ。iTunesに読み込ませてみるとジャンルは「R&B」と表示されました。
え、イギリスにもR&Bってあるの?
そりゃ日本にもあるくらいだからいいだろ?
と自己完結しつつ再生開始。

1曲目はドラムじゃない、なんていうですか、技術家庭で作らされた本箱みたいな、あれですよねリズムは。めちゃめちゃシンプルな演奏。なにこれ、キャロル・キング?
と思うまもなくうら若きADELEさんが歌い始めます。
声ふっとー。

20歳そこそこでこの声が出ますか?

日本ではあまり聞かないタイプの声なのでキーが高いのか低いのかもよく分かりませんので聴きながらキーボードを触ってみたら、どうも2オクターブくらいの幅を行き来しているようです。なんつうか、日本車と排気量が違う感じ。
日本人の上手いのと欧米人の上手いのとはやはり違いますね。

日本人で歌が上手いと言われる人でも、多くはカミソリのような鋭さはあっても斧のような強さを感じさせる人はあまりいません。ADELEさんなんかはチェーンソーみたいなもんです。
スポーツでも芸術でも、欧米人と重厚さで戦うのは日本人には難しい。サッカーとか見てても身長が同じくらいの選手でも、体の厚みが違うじゃないですか?

やっぱそういう重厚長大系の戦いは得意な民族に任せて、我々はアイツらの思いも寄らない重箱の隅に装飾を施すような、オタクな世界で戦ったほうがよさそうです。

さて、買って2週間ほど後にグラミー賞の発表がありました。「大方の予想に違わず」6冠に輝いたそうですが、ジャンルに関係なく、こういう骨太でシンプルなのが流行るのが今の先進国の気分であるのだなあ、とこれはしみじみ納得させられました。

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