2020/03/29

CEREMONY/King GnuとTraveller/Official髭男dism

また長い間ほったらかしにしてしまいました。
まあ、リタイアしてこんなことばっかりして生活できることを夢見て(ホントか?)あと何年かこんなペースでやっていくことになるでしょう。

接触型アイドルが古いフォーマットであるCDをコンスタントに100万枚とか販売し続けている中、他のアーティストはどんどん配信、サブスクリプションによる音楽販売を主戦場にしているようです。レコード会社の経営についてはあまり興味が無いですが、アーティストの生活は気になります。分け前はどちらが良いんですかね?
そしてこのコロナ騒ぎでコンサートは軒並み中止。今のところは要請を受けての自粛、ということなので公的補助が受けられるかは未定とのこと。気の毒なことです。
要請はしたが強制はしていない、だから政府には責任は持てない、というのはこの数年ずっと見させられてきた「忖度」の再生産をしているわけで、本当に我が国はひとつひとつの過ちを総括できない国であることよ。

さて、新しいのが出るとやっぱり気になるKing Gnuの新作が知らないうちにAppleMusicのサブスクリプションでダウンロードできるようになっていました。前作の"Sympa"でも感想文を書きましたが、歌謡曲臭を一切感じさせないロックな佇まいと神経症的に転調を繰り返す芸風は継続しており、とても良いです。
前作後半はちょっとおとなし目の曲が多くて眠くなったんですが、今回はそういう不満もなく最後まで完走できました。1曲毎の演奏時間が短くて、アルバム1枚を40分弱で走り切るのもロックの名盤のフォーマットに近くて聞きやすいです。ああ、俺も90年代の半ばに"Overflow"って歌詞書いたなあ!
転調の多用とツインボーカルのオクターブ違いの重ねはそろそろ飽きてる人もいるかもしれないけど、私は好きなんでずっとやってほしい。

一方、ちらちら見てはいたものの、ちゃんと聞いたのはじつはDr.キャピタルのYou TubeだったというOfficial髭男dismも、お勉強のためにアルバム1枚聞いてみました。テレビでよく歌っている「Pretender」とか、1曲め「イエスタデイ」を聴いていいる範囲では令和のレミオロメンか、オフコースの孫か、という感じでしたが、サウンドの作りがすごく豪華で、バンドというよりボーカルの存在感が突出している感じに聴こえる。アルバムの曲全体では意外なほどR&B的というかブラコン的な感じな曲が多かった。90年頃の崎谷健次郎の感じがしてなつかしかったですが、楽器それぞれのエッジが効きすぎてちょっと疲れちゃうのと出来が良すぎてオジサンが応援する余地がないのが残念か。

とりあえずAmazonのリンクを貼りますが、これも意味ないよなあ。




SCIENCE FICTION/宇多田ヒカル

前回の更新から2年近く経ってしまいました。その間に会社を定年退職したり引っ越ししたりで自分のことで精一杯でしたが、まあ晴れてほぼ自由の身(経済的にはどんどん不自由になるわけですが)ということで、これからは身バレしようが炎上しようが誰にも迷惑がかからないことになっています。 さて、...