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2009/03/08

ギタリズムV/布袋寅泰

こちらはiTSでもダウンロード可能なアルバム、布袋寅泰の「ギタリズムV」です。
布袋寅泰 - GUITARHYTHM V
何度もスペルを目にしているはずなのに、最初に勘違いしていて、私はずっとこのタイトルを"Guitar+ism"、つまり「ギター(至上)主義」という意味だと思って納得していましたが、実際は"Guitar+Rhythm"なんですね。"Rythm Guitar"でもない。

私はBoφwyは聴いていませんでした。だから布袋寅泰に気がついたのはCOMPLEX以降です。ギターのうまい、体のでかいロック・ギタリストという認識。ただ志向する音楽が意外なほど王道路線で、これまでの作品も聴けばかならず良かったという信頼感があります。

さて、今回もさすがほぼ同年輩ということもあってか、私たちが少年時代から現在にかけて好んできたサウンドが上手く発展させた上で盛り込まれていて、iPhoneに取り込んで繰り返し聴いても飽きないし、ちょっとニヤリとさせられる引用もあったりして、ある年代にとっての山下達郎のような効果があります。
ちょっとプログレっぽい(というか"Queen"のような)音色が出てきたり、三三七拍子や「かごめかごめ」が聴こえてきたりして、その辺の元ネタの持ってきかた、選択のセンスがちょうど私のツボにハマります。

また、現代のテクノロジーで磨き上げられたギターサウンドは美しく、どうということもないスケール練習のようなフレーズやコードカッティングでも素人には及びもつかないような音で出てくるのが羨ましいです。しかもその至高のギターサウンドを(もったいなくも?)サンプリングして遊んでいたりもします(M.15 APPLESとか)。

一方、ボーカリストとしてはこんなに飾り気の無い声で歌を入れる人をあまり知りません。最近のJ-POPの、よく練った「歌用の発声」をする歌手の多い中で、無防備と云って良いような声です。杉山清貴のようにそのままで美しい声ならともかく、近所のアンちゃんみたいな声(音程等には問題ない)がそのまんま聴こえてきます。

珠玉のギターとこの無防備な声がほぼ対等なものとして扱われ、その二つが合わさって布袋寅泰の作品であり、「ギタリズム」と名付けながらインストのアルバムではなく、歌ものの体裁をとって発表されているところになにかがあるんでしょうね。

と、ここまで書いてから気がつけば、最初の"GUITARYTHM"が出てから、もう20年以上経っているし、"IV"から数えても15年も間があったんですね(その間に違うタイトルのアルバムは発表されていますが)。全然、そんな気がしなかった!
玉手箱を開けてしまった浦島太郎の気分です。

2007/08/07

薔薇と雨/布袋寅泰

「ぬのぶくろとらひろ」
「一つも合ってないぞ」
「ほていともやす」ですね。愛知県には布袋という駅がありますし、友人に禎寅(よしとも)という人がいたので、それほど驚きませんでしたが、読むの難しい名前です。多分寅年生まれなんでしょう、と書いてからWikipediaで調べたら、1962年2月1日生まれと書いてありました。ビンゴ!でも2月1日だと旧暦では丑年では?まあいいか。私より1学年お兄さんですね。

私の場合、とりあえずBOØWYのギタリストだったらしいよ、というところから認識が始まります。じゃあBOØWYのことはどう思っていたかというと、3〜4歳下の連中が好きなバンドという認識で、
「ちょっとバックが頑張ってる、小っこい西城秀樹だよね」とか「T-BOLANとどっちがエラいの?」とか言って、後輩に露骨に嫌な顔をされる、という…。だからバンド時代はほとんど知りませんでした(コーラスが「あだざむーんらーぃ」とか言ってる一部の曲は知ってたけど)。BOØWYは多分、よくも悪くも"J-POP"の扉を開いちゃったバンドです。

その後、吉川晃司とCOMPLEXを結成したあたりで顔と名前が一致するようになり、「あの、ギターのでっかい奴、なんかすごいな」とか言うようになります。
で、ある日ふとテレビに出演して、ソロで歌っているのを聴いたのが「薔薇と雨」です。

布袋寅泰 - 布袋寅泰: Greatest Hits 1990-1999 - 薔薇と雨

"ミュージックステーション"か"HEY!HEY!HEY!"の年末特番だったと思うんですが、白いスーツを着てセットに腰掛けて歌っているのを聴いて、「あ、この人はこういう抽き出しもあるんだ」とすごく意外に思いました。ゴリゴリのロック野郎だと思っていたので、こういうイタリア映画の音楽みたいな、スタンダードな感じの曲も作れるのか、とプロを相手に生意気ですが、感心したんですね。結構良い音楽を聴いて育って来たんだな、と。

それなら今井美樹の曲も書けるわけです。
ついでに言うと、こういう感性だとそりゃ山下久美子より今井美樹に曲書きたいよなあ、というのも良く分かる。うんうん…。
最近、スポーツ新聞のネタになったりしてますが(あ、去年もですね。あ、昔もありましたね)、ロックバンドは喧嘩するの当たり前です。歌舞伎役者の女性問題とロックバンドの暴力沙汰は、素人さんに迷惑かけなければそんなに騒がなくて良いと思います。なんだこの結論は?

アルバムへのリンクは"GUITARHYTHM IV"です。これは良い、捨てる曲がほとんどないです。

Mine or Yours/宇多田ヒカル

ベストアルバム"SCIENCE FICTION"を買った後しばらくぼーっとしていましたが、5月になった途端にYouTubeでライブ配信的なものを見かけました。配信は途中から見たのですが、過去のMVが次々流れていて、いつから新作発表になるのかわからず、見るのやめ...