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2012/08/26

Past > Future Tour 2010/安室奈美恵

私には、スカパーなどで面白い番組があると録画してくれる奇特な友人がいて、最近もCOMPLEXとかPerfumeのライブなんかをディスクに焼いて送ってくれておりました。ところが、彼の録画環境がブルーレイになって以降、せっかく良かれと思って送ってくれたディスクが我が貧乏DVDレコーダーでは再生不能になってしまいました。なんだか小難しい著作権保護機能が働いているようです。

良い音楽を見つけて貸し借りするのは音楽文化の発展を決して阻害するものではないと私は思いますが、今の著作権は音楽映像等の文化の発展よりも、一部の著作物流通業者の利益を保護するために作られているようです。そのくせ相変わらず聴きたい音楽はiTunesに集まってこない。このくだらない領域争いにこれからは活字も加わってくるのかと思うと、明るい未来は僕が生きている間に来るんだろうかと暗澹たる気持ちになります。

閑話休題(それはさておき)、せっかく友人が送ってくれたディスクを「俺の環境じゃ見られねえんだよ」と言い続けるのも無粋なので、雀の涙ほどのボーナスを振り絞って一番安いブルーレイレコーダーを買って来ました。
それで音楽ソフトを見ると、ちゃんと地デジと同じワイド画面いっぱいに映りますし、音もそれなりによさそう。「それじゃあ、販売されているブルーレイDVDソフトはどんなもんなんだろう?」と思って、Amazonで1枚買ったのがこれ。
前回のCDに続いての安室ものです。


年代的な現役感も考え合わせると、安室奈美恵は今の日本ポピュラー音楽のひとつの頂点だと思われます(まあ、登る山はいろいろあるんでしょうが)。


しかも、(毎回同じ事を書きますが)最近の安室奈美恵はもうオジサンにはついていけないくらいカッコいいわけです。実際、見ていても歌、ダンス、演奏に加えてスクリーンに展開するグラフィックとのシンクロ具合など、すごくタイトなプログラミングがされています。
DVD用に編集されているので、現場ではひょっとすると違うのかもしれませんが、本人によるMCは一切無く(アンコールの最後にきょーはありがとうなんとかかんとか…と言うだけ)、ひたすら曲だけで構成されています。オープニングや衣装替えの時は、スクリーン上のナミエ人形(本人に良く似ていて腕にタトゥーも入れてる)の芝居で間をつなぎます。実際、彼女はいろんな意味で喋らない方がよい人だと思われ、その演出は適切です。

次から次へと演奏される曲が全編非常に緊張感のあるものなので、見ているだけでかなり疲れます。もちろんそれを演じる方にはとんでもない力量がいると思いますが、安室奈美恵はデビュー当時からほとんど変わらない丸顔と歌唱スタろイルで(もちろん上手いのだが)で破綻なくこなします。しかもちょっと驚いたのは、彼女のステージ衣装が今もほとんど全てひざ丈ブーツにミニスカートの、いわゆる「アムラーファッション」だってこと。そのイメージの確立具合、安易に作詞などに手を染めずにパフォーマンスに集中する仕事ぶりはやはり頂点、と思いました。

2012/07/22

Uncontrolled/安室奈美恵

「安室奈美恵が売れている」という芸能ニュースをテレビで見て、「相変わらずがんばってるなあ」と思う半面「ほんとかなあ…」という気持ちにもなって、ついダウンロードして聴いてしまいました。デビュー20周年記念アルバムなんだと。
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「小泉今日子30周年」には、驚くと同時にあまりの歳月に腰が砕ける感じがありましたが、安室奈美恵の「20周年」は「まあ、そんなものかな」という感じがします。理由はよくわかりませんが、ポンキッキかなんかで最初に見た時にはもう自分は大人だったので、あの子が結婚して、子ども産んで、離婚して…というのをいちいち見てきたので、時間の経過がなんとなく納得できるのかもしれない。

さて、「安室奈美恵が売れている」に対して「ほんとかなあ…」と思った、という理由は、このところずっと書いてきましたが、ここ10年くらいの安室奈美恵は日本で売れるにはかっこ良すぎるんじゃないか?と思い続けてきたからです。

なんていうか鼻歌で歌いたくなるような曲じゃないじゃないですか?

行ったことがないのでコンサートとかどんな雰囲気なのか知りませんが、ファンが一緒に歌えるような感じもしない。ありがたく歌とダンスを鑑賞させていただくしかないんじゃないか?そしてそれは日本で流行歌として普及するスタイルじゃないんじゃなかろうか?と思っているのです。
それがちゃんとヒット商品になるのは安室奈美恵というビッグネーム故なのか、こういうスタイルを貫いているから今もビッグネームであり続けられるのか?は微妙なところだと思います。また、日本人の耳がそこまで肥えていたら、今売れてる他の音楽はなんなんだい?という疑問もあるわけで。

ただし安室奈美恵の歌唱は、DOUBLEと歌った「Black Diamond」のくだりで書いた通り、超本格的というわけではありません。アイドル歌手時代から大きく変わらない地声を使った歌い方は驚くような声量や驚くような音域を聴かせるものではなく、サウンドとしてはジャネット・ジャクソンなどにとても近いけれどもこのままアメリカに持って行って売れる感じはしません。
逆に言えば安室奈美恵の「幼形成熟」っぽい感じは超本格派に出会うと腰が引けてしまう日本の小市民(俺だよ俺)には好ましく、それは一部のアジア諸国においても共通なのかもしれない。実際にこのアルバムも東南アジア各地でたくさん売れているそうなので、それもまたひとつの戦略ではありますね。


2011/06/12

Checkmate!/安室奈美恵

安室奈美恵の「ベストコラボレーション・アルバム」として発売された「Checkmate!」を聴いてみました。
以前このブログでも書いた、DOUBLEとのデュエット「Black Diamond」も入った、他のアーティストとのコラボ作品だけをまとめたアルバムです。土屋アンナ、山下智久、AI、DOUBLE、m-floなど一見バラバラな相手とのコラボレーションが1枚にまとまっているわけですが、驚くほどまとまっています。一番まとまってないのはiTunesに取り込んだデータで、どうしても1枚のアルバムとして認識させられず、連続再生するには専用のプレイリストを作らなくてはなりませんでした(もっと良いやり方を知ってる人は教えてください)。

さて、安室奈美恵は相変わらずある世代のファッションリーダーでありつつ、日本では本格的なダンスミュージックを追求するアーティストとして確固とした位置づけを手に入れていますが、その出自はアイドルであり、その発声は今でも本人の話し声のニュアンスを残したアイドル式発声です。
最近は日本でももっとプロフェッショナルな発声をするボーカリストが増えていますが、やっぱり我々日本人が一番「萌える」のはかわいい女の子が普段話してる声にメロディが乗っかってるような歌声でしょ?このコラボで組んでいるDOUBLEやAIがどんなに上手くても、安室ちゃんの声はやっぱり惹きが強いし、歌詞もすんなり入ってきます。

考えてみると、日本のマンガやアニメーションもみんなその構造です。背景は写真と見紛うような細密さで描きながら、そこで活躍する登場人物たちは3Dにしようもないような平面的な線画で描かれています。それは本来ならとってもオカシイことのハズなんですが、なんたって水木しげるの時代から日本の大衆向け映像表現とはそういうもの。精密なミニチュアとコンピューターグラフィックスで再現されたリアルな情景の中、生物学的には絶対に膝の位置がおかしなキグルミ怪獣によるプロレス技の応酬を鑑賞するのが日本の特撮映画です。

そんな文化で育った我々の世代がギリギリついていける最先端が安室奈美恵の音楽です。それでも最近はちょっとカッコ良すぎてついていくのが大変ですがw
→ YouTubeへのリンク

2009/11/08

罪と音楽/小室哲哉〜その2〜

予告からずいぶん間があいてしまいましたが小室哲哉の第2回を始めます。
作曲家小室哲哉とはどんな作家なのか?

前回、私は「小室哲哉のメロディには歌心がない」「歌い手にとって過酷なわりに歌う喜びがない」という話をしました。今日はその辺りを…。


そこでですね、いきなり小室作品の話ではなく、小室哲哉と正反対のところにいると思われる
「ミスター歌心(今勝手に名付けた)・松山千春」の曲を見てみましょう。なんでも良いんですが、例えば「人生(たび)の空から」。


1〜2小節目のメロディの塊が3〜4小節目ではほぼ1度下に降りてもう一度繰り返されます。単なる繰り返しではなく呼びかけと返事の形になっています。こうなっていると歌い手は変化を付けることができますし、楽しいことに向かって進んでいる気持ちになれます。MacのGarageBandでピアノロール表示させるとこんな感じ。

「みみをす」でとんとんとんと下がって「ま」から「せ」で1オクターブぽんと上がりちょっと下がってロングトーン。こういうのは歌って楽しいですね。そして2回目のメロディでは「き」から「て」で今度の跳躍はちょっと短くて済むようになってます。ちょっと楽ができる。この曲はこの後更に跳躍を繰り返してサビでは最高音域をたっぷり使って「たびのーおわーりにー」と見せ場たっぷりに展開して行きます。1〜2小節でエンジン掛けて、3〜4小節でちょっと力をためてからいよいよ本番、とカバーする声域さえあれば歌って楽しい曲です。

松山千春は傍目で見ている範囲でですが、曲そのものの芸術性の追求よりもまずは「松山千春の声で歌ってどうか」に重きを置いて作品を作っている気がします。一番得意なF4~G4あたりの音域をいかに多用して色気を出すかに一番興味がある。私はそう思ってます。それは一方で松山千春の音楽の範囲を狭めているのではないかと思うのですが、私はシングル曲以外はほとんど聴いていないので、断定はできません。


さて、小室作品にも歌って楽しい曲がまったく無いわけではなく、例えば渡辺美里の「My Revolution」は声が出る人にはとても楽しい曲になっています。

引用部分の1〜2小節で「ドドドドドドドレードシド」と呼びかけ「ミミミミミミミミーレレー」と答えます。この似ているけどちょっと違う繰り返しが歌い手には嬉しいんですね。それから「My~Tears」「My~Dreams」の5度の跳躍で声を裏〜表〜裏〜表と切り替えて行くのは喉に覚えのある人には楽しい見せ場になります。
My Revolutionは小室哲哉がまだいろいろなことを証明しなければならなかった若い時期の作品であり、彼なりに当時の売れる音楽を分析した結果の作品だったのだろうと思います。


My Revolutionがヒットして作曲家・小室哲哉の初日を出した後、自分のユニットであるTM NETWORKで1年後に発表した「Self Control」ではもう、その後の小室作品と共通のエゴイスティックな(?)メロディになっています。

「Self Control」の一部を譜面に起こしてみました。


出だしの2音目以降、「みをつれーさるーくる」まで同じ音。ま、ここまではフォークソングなんかにもありますが。
B メロになるとちょっとメロディが動き始めます。「しばーらーれーたあだむといぶ」のメロディはそれなりに開放感があって「歌いで」のあるメロディなんですが、「はしーりーぬーけた〜」「たいーせーつーな〜」と3回まったく同じ繰り返しは辛い!そこを通り抜けて「くもらせなーいでー」とやっと解き放たれたと思うとサビがまた、細かい音符&尻下がりのメロディなんです。

前述のピアノロールだとこう。

だいたい歌い手というのは自分の最高音からちょっと下あたりが一番気持ちよく歌えるわけですが、このメロディは最高音に行った次の瞬間、中低音域まで一気に下がるという場面がとても多いのです。速いテンポで上に行ったり下に行ったりする割に自分の気持ち良く歌える音域をほとんど使わせてもらえません。辛い!

結婚前の安室奈美恵が苦しげに歌っていた"CAN YOU CELEBRATE?"はこうです。

私はこの曲の音を拾うためにiTunesでアルバム「181920」のバージョンを落として聴いていましたが、相当ぐだぐだになってます。超多忙だった安室本人の当時の体調とかもあると思いますが、ちょっとこれは?という歌唱になっています。

この曲も"Self Control"と同様、細かい音符&高音から急降下、伸ばしもためもない、というメロディ。冒頭部分のピアノロールはこんな感じになります。


松山千春と比べてみましょう


「人生の空から」にはオクターブの跳躍も含めて、小さな波と大きな波を繰り返す自然なうねりを感じるでしょう?「Can You Celebrate?」も鍵盤楽器で弾くときれいなメロディですが、なんというかモールス信号かなにかを連想させる無機質な法則性を感じませんか?

そしてひらうた部分「なーがくー〜」以降だとこんなピアノロールになります。


ほらモールス信号だ。

つまりですね。
小室哲哉って人は人の声もシンセサイザーも同じだという感覚でメロディを作っていたんじゃないでしょうか?「このタイミングでこの音程で、この長さ。ベロシティはこう」ってシーケンサーに打つ感覚。

そこにはそれ以前の日本の音楽に対する批評もこめられていたんだと思います。
演歌の大御所みたいにバックの和音がどう変化しようが自分が伸ばしたいだけ伸ばして喝采を受けてる人がいる中で「ボーカルも音楽の一部なんだから音楽の構成要素としてもっと全体のハーモニーに忠実であるべきだ」とか。
あるいは「ボーカリストのやつらはフロントで目立って女の子にキャーキャー言われてやがって、なんで俺らはこんな機材の隙間で汗かいてなきゃいけないんだ、気持ちよくなんて歌わせねえぞ」というボーカリストに対する演奏・作曲担当の反乱だったのかもしれない。

「安室?じゃ使えるのはG3〜D5ね。宇都宮?じゃD3~G4の範囲ね」とパートとして打ち込んで行く感じ。

そこでまた、邂逅としか思えませんが、TMの宇都宮隆って人はロック系ボーカリストには珍しい自己主張の無いタイプで、天然ボーカロイドみたいな人なんですね。 小室哲哉の制約の多い、気持ちよくなれない楽曲を(たぶん)文句も言わずに一所懸命歌うんだ、彼は。松山千春のように自分の売りの声域に拘るタイプだったら絶対 すぐ解散してたでしょう。

小室哲哉はボーカリストの気持ちよさを二の次にして、サウンドを構築する一部として歌メロをもう一度配置しなおした人と考えられます。そのことによって、それまでのどうにも歌手偏重だったJ-POPにはなかった芸術性(音楽性?)を手に入れたのではないかと思います。

ただ、その一方で彼は「カラオケ」のマーケットを意識していたという話もしているので、それはちょっと不思議なところです。彼が言うには「カラオケヒットの三大要素は」「発散・社交・エクササイズ」なのだそうです。「ダンサブルな曲で発散」「一緒に声を張り上げる社交」「練習が必要な高いキーはエクササイズ」。TRFやH.Jungleはそうやってできていた、と。
その辺に「歌うの大好き」な私は疑問がある。エクササイズには達成感が必要じゃないか?と。体重が減った、とかベンチプレスが何kg上がるようになった、とか。一緒に声を張り上げるにもそれを喚起するメロディというのがあるのでは?
同じように高いキーで歌われる広瀬香美の曲などに比べて、歌った後の達成感、快感に大きな違いがありゃしませんか?

その理由は上記の通りです。
自分の一番良い声を聴いてもらえたか?出したい声が出たか?その機能にちょっと乏しいのではないか、というのが私の見立てです。

小室哲哉にその辺が分かっていたのか、実のところは分かっていなかったのか?どこまでが計算で、どこからが彼の限界なのか?これは本人にしか分からない事なんだと思います。

2008/06/03

BLACK DIAMOND/DOUBLE & 安室奈美恵

先日、自分のブログ(こちらではない方)への検索元リンク等を辿ってネットをうろうろしていたら、結構若い人(ブログのプロフィールが本当な ら)が、「大塚愛の歌は下手だ」と書いている文章が多くて意外でした。私は大塚愛の歌はまあ巧いと思っているので。ま、私もそうでしたが、若い人っていう のは意外と固い考え方をするので、結果として保守的になりがちですからね…。

というわけで、ポピュラー音楽における歌の上手・下手ということについて考えてみようという企画を始めます。
クラシックの声楽と違って、ポピュラー音楽っていうのは聴く人の解釈によって上手い・下手はかなりどうとでもいえるので、あくまでも私が思う上手い・下手についてですけど。

そんな話題に格好のテキストになるかと思って、DOUBLE & 安室奈美恵の"BLACK DIAMOND"を聴いてみました。「決して悪口というわけではなく」で買うぞと予告してたんですが、その感想を書くのはこちらなんです。

二人とも、我が国の誇る実力派と言われる歌手です。楽曲云々よりも、まずこの組み合わせが夢の競演です。でも、この二人はその音楽的ルーツも発声方法もかなり違います。

安室奈美恵は善くも悪くもキャリアの最初はアイドル歌謡曲です。基本的に喋る声の延長で歌を歌います。この唄い方の良いところは聴き手に歌詞がよく届くことです。迫力という点では少し不利ですが。
一方、DOUBLEはR&Bをルーツにし、ちょっと孤高の本格派というイメージを持っていたのですが、Wikipediaなどでその来し方を辿ると、意外とコマーシャリズムとも無縁でないキャリアを持っています。この"BLACK DIAMOND"が収録されているアルバム"THE BEST COLLABORATIONS"も、もっと難しい曲が並んでいるかと思いきや、意外とキャッチーで歌謡曲っぽいのも混ざっていたので聴きやすかったです。しかし、その発声は本格派で、パンチのある(死語ですね)歌声はアムロちゃんを凌駕しています。

それでは横に並んで歌った時に安室奈美恵はDOUBULEよりも下手なのかというと、それぞれ「流儀」というか「目的」が違うので優劣はつけられないのです。R&BとしてはDOUBLEの方がより本来の文法(?)に沿っていると思いますが、J-POPとしては安室奈美恵のキュートさ、身近なリアルさ(ていうか、エッチさ、か)も捨て難い。

かようにポピュラー音楽における歌の上手い、下手というのは一筋縄ではいかないんですよ、ということでシリーズの前フリをしつつ、今宵はここまでにしとうございます。

2008/05/13

60s70s80s/安室奈美恵

彼女については前から書かなきゃいけないと思っていたのですが、なかなか良いテキストに巡り会えず、先送りになっていました。しかし久しぶりに購買意欲をかきたてる作品が発表になったのでアマゾンで頼んでしまいました。
"60s70s80s"DVDビデオ付きで1800円。

安室奈美恵について一言で申し上げれば、思えば遠くにきたよなあ、ですね。
私はポンキッキーズで蜂やウサギの格好をしていたころから、かわいくて存在感のある子だなあと思って見ていましたが、まさかここまでくるとは思っていませんでした。

彼女をテレビで見ていると、いつも思い浮かぶのが「ど根性」という言葉。
年代から考えると、ちょっと珍しいくらいのハングリーさを感じます。あまり細かいことは知りませんが、幼少時には経済的な苦労もしていたと聞きます。私には帰りたいところなんて無い、欲しいものは自分の力で手に入れ、そしてそれを手放さない努力を続けるんだ、という強い意志が画面から伝わってきます。
果たして彼女は、本格的なダンス・ミュージックのプロフェッショナルになりました。
が、私の個人的感想としては10代の頃の"DANCE TRACKS VOL.1"なんかが出た頃がいちばん好きでした。最近はちょっと本格的になりすぎて、たまにiTMSでダウンロードしても、なんか「お勉強」みたいな聴き方になってしまって、日和ってビビアン・スー(彼女も体質的にはかなり安室的な人だと思うんですが、楽曲はちょうど私が好むぬるさがあって聴きやすい)なんかに逃げておりました。

でも今回の作品はわかりやすいです。
カバー曲を歌っているのではなくて、過去の洋楽ヒットを土台にしたオリジナルを歌っています。
で、その土台にした3曲がそれぞれ、60s、70s、80sだ、ということみたいです。"What a Feeling"なら知ってるでしょ?という、私らレベルの客へのサービスなのかも。
安室奈美恵 - 60s 70s 80s - EP
しかもビデオがいいんだ!
曲はiTMSでもダウンロードできるんですが、これはちゃんとDVDが付いてる方のディスクを買って、映像で見るのが吉です。

Mine or Yours/宇多田ヒカル

ベストアルバム"SCIENCE FICTION"を買った後しばらくぼーっとしていましたが、5月になった途端にYouTubeでライブ配信的なものを見かけました。配信は途中から見たのですが、過去のMVが次々流れていて、いつから新作発表になるのかわからず、見るのやめ...