(光栄にも)ご本人からTwitterでフォローされてしまったので、ネットで調べて見ました。
しかしWikipediaにもまだ項目がなく(1月20日現在。英語版も)、オフィシャルサイトのプロフィールを見ても年齢不詳です。おそらくアメリカ出身で、プロフィール写真やYouTubeの動画を見るかぎりでは20代後半くらいに見えます。
流暢に日本語も話しますが、彼の成育史の中のどこでこれほど日本へのこだわりが生まれたのかも不明です。まさか布施明の息子じゃあるまいね。
気にはなるもののCDショップに並んでいる気配もないので、iTunesで検索すると iTSにはあります。ダウンロード購入が可能でした。
CDメディアは出ていないのかと思ってAmazonで検索してみると、CDとしては販売されておらず、MP3ダウンロードでの販売がありました。
いきがかり上1500円でダウンロードしてみました。
今はAmazonのMP3ダウンロードをすると自動でiTunesに取り込んでくれるアプリケーションが提供されているんですね。ダウンロードが終了するとジャケットのサムネイルも含めてしっかり収録されました。
おお、ジャケットには英字タイトルに並んで日本語の縦書きで「東京ハートブレイク」と書いてありますね。
さて、アルバム1曲目にタイトル曲として収録されている"Tokyo Heartbreak"を聴いてみましょう。
琴の音を使ったキャッチーなイントロから始まるエレクトロポップです。
ロックとシンセサイザー、さらに和楽器音のミックスは、古くは80年代から多く作られていて、例えば原田真二が80年代半ば、「MODERN VISION」や「愛してかんからりん」の頃に意識的にそういう音楽を作っていましたし、YMOから派生したテクノ歌謡の中にも見られたような気がします。
ボーカルはアメリカ人にしては線が細く、本国で売れるには多分もっとマッチョな感じじゃないと厳しいように思われますので、先に日本の女性の間でブレークしてから逆輸入の形を取ろうという狙いなのかも。嫌味が無いので日本ではこのまま売れてもいいように思いますが、引っ掛かりがあまりありません。去年の今頃聴いていたLittle Bootsちゃんの方が、女性ながらざらついた感じがありました。
若者らしくもう少し過激な感じがあった方が、好き嫌いはともかく耳に残るような気がします。
ロックとエレクトロニクスを融合した歌モノという音楽性で考えると、日本では布袋寅泰のソロ作品が非常に優れていると思うので、この辺とコンタクトして行くと大きいチャンスが掴めるのではないでしょうか。
または、売れるだけならテレビのバラエティで顔を売って、実はアーティストなんだ、という展開もいいかも。テレビに出ればきっと人気出ると思う。敷居の低いところで、MXテレビの徳光正行あるいは逸見太郎の番組でテーマソング(&週一でレギュラー出演)から始めるのはどうでしょう?