ちょっと前の投稿で、90年代は私の音楽ファン歴の中でちょっと空白期間である、という話をしたような気がしますが、90年代といえば日本のミュージックシーンでは「渋谷系」ということになります。
たまたま当時いっしょにオリジナル曲の制作に勤しんでいた頃の仲間が、「最近聴いているもの」の例としてピチカート・ファイブのことを教えてくれた(浅香唯の「Candid Girll」も教えてくれたのは内緒です)ので、ピチカート・ファイブだけは聴いていたんですが、それ以外はほとんどよく知らず、フリッパーズ・ギターも解散してから知ったような有様です。
そんじゃあ、「渋谷系」で手っ取り早いの見繕ってくれい!という乱暴なリクエストにもすぐに応えてくれるのがApple Musicです。検索するとホラ出た!「渋谷スクランブル50」1曲めがDAOKOという、意外に新しい名前が出てくるのがちょっと心配ですが、それを否定する知識もないので唯々諾々という感じで自分のライブリラリに追加してみました。
まあ、ほとんど知らない名前ばかりが並んでいますが、ところどころカヒミ・カリイとか「痛快ウキウキ通り」とか高野寛「虹の都へ」、「接吻」、「今夜はブギー・バック」なんてのが混じっていて、さらには先日「昭和のテクノ」の括りで聴いたヒカシューやPLASTICSなどの曲も混ざっています。大丈夫か、これ?
キング・ギドラと小沢健二が一緒の箱に入っていていいんでしょうか?まあそれを否定する知識も(以下略)
あと、永年その姿を捉え損ねていた土岐麻子が所属していたCymbalsも入っています。あーなんだ、この曲は当時からLOFTだか無印良品だか東急ハンズだかのBGMでいつも聴いてた曲じゃないですか!てっきり洋楽だと思ってたわ、と思って急に分かった。つまり渋谷系っていうのは(一部かもしれないけど)英語で歌っていたらそのまま洋楽と見分けがつかないところまで行った音楽だったんだなあと。でも日本人て「なぜなぜ英語ができなぁ〜い♬」なんで英語で歌っている限り、歌詞は理解してもらえない片肺飛行。1970年からの課題を結局いつまでも持ち越しています。
まあ、今となっては日本語で歌ってても聞きとってもらおうなんて思ってない人の方が多くなっちゃっているんですけどね。
2019/07/21
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