2012/02/19

A Different Kind of Truth/Van Halen

Van Halenの久しぶりの新作、しかもボーカルはデイヴィッド・リー・ロス。
アルバム「1984」でVAN HALENに出会った私としては、これだけは買っとかないと、ということで初めてiTunes Storeの予約、というのをしてたところ、2月8日にMacを立ちあげたらダウンロードされていました。
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ベテランのバンドらしく、「いつものやつ」が続きますが、その「いつも」のアベレージがエディ・ヴァン・ヘイレンのギターですから、悪いわけがありません。
ときどきWikipediaの記述などでチェックしていたところ、エディはなにやら病気をしているような情報もありましたが、ギターを聴く限りでは完全復活のようです。代名詞であるライトハンド奏法も聴けますし、ハーモニクスを多用する刺激的なギターでぐいぐい攻めます。それに絡む、サービス精神満点なデイヴィッド・リー・ロスのボーカルも全く衰えを感じません。
ベースはエディ・ヴァン・ヘイレンの息子だそうです。

聴いてる間は楽しいんですが、「1984」よりも収録時間が1.5倍くらいあって、どれがどの曲かまだ判別できないのは私の耳が年寄りになってきているのでしょうか?「1984」はわかりやすかったなあ…。


2012/02/05

Feel Happy 2007 ~Debut 30th Anniversary~/原田真二

最近のYouTubeのビデオを見るにつけ、一段と「Alex Yorkは布施明の息子なんじゃないか疑惑」が個人的に高まるこのごろ、次はAdeleの話でも書こうかと思ったんですが、今日はお茶を濁して懐かしのJ-POPです。

原田真二のファーストアルバム。2007年にデビュー30周年記念として再発売されたものが、iTunesでダウンロードできるようになっていたので、ちょっと前に落として聴いておりました。
たまたま高校時代の同級生(男)に彼の大ファンがいて、彼につきあってコンサートなどにも行ったことがあるので、僕は一般の人よりも原田真二には詳しいと思います。このアルバムが発売されたときには、実はシングル曲は「てぃーんず・ぶるーす」と「キャンディ」の2曲しか入っていなかったのですが、そこに3rdシングルの「シャドー・ボクサー」と「タイム・トラベル」が追加され、さらに30年後に新録音された「てぃーんず・ぶるーす」と「タイム・トラベル」がボーナス・トラックとして収録されています。
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つまりですね、当時テレビでしか彼の活動を追ってなかった人には、ほとんどこれ1枚あれば「原田真二の思い出」は十分完結してしまうのです。僕は上記の同級生のおかげでその後のちょっと説教臭くなって以降の活動も少し知っているから、もうちょっと買い足したいと思っていますけど。

2007年版も、ジャケット写真はデビュー当時の、生意気なベビーフェイスのイメージを定着させたものがそのまま使われています。チャン・グンソクそっくり。

さてさて、と久しぶりに聴いてみると、やっぱいいんですなあ、これが!
確かに恥ずかしくなるほど洋楽直輸入的な部分も見受けられるように思いますが(私はあまり洋楽に明るくないので、きちんと尻尾をつかむことができません。詳しい方はご自分で元ネタを類推されると良いでしょう)、それはパクリというよりも、「僕、外国のこういう音楽も聴いてるよ」というおしゃまな男の子の自慢話みたいな感じ。
当時はこっちがモノを知らなすぎて反応できなかった「引用」部分に、今回改めてニヤリとさせられてしまうところもあります。

人気絶頂の時も歌唱力ではあまり評価されるタイプではありませんでしたが、80年以前の男性歌手で、上の「ラ」さらに「シ、ド」まで使って歌う人はほとんどテレビに出ていなかった中、原田真二のキーは「ど高い」です。「シャドー・ボクサー」なんか、出だしから高いのに間奏の後で1音上がりますからね。
そんなキーの高さと声質のせいで、原田真二はマイケル・ジャクソンに似ています。音楽性もそのへん(当時のMJはまだソロ作品はそんなに出してなかったかも知れないからジャクソン5とかでしょうか)の影響が大きいと思います。

初期の原田真二の良いところは、当時の、まだバンカラで汚くゴツゴツしたイメージが強かったロック系アーティストの中では圧倒的に可愛くて品が良いこと。本人はその路線を1年くらいで蹴っ飛ばしてとんがっていきますが、もうちょっとこの路線で行けるところまで行ってみて欲しかったです。
最近、スピッツが「タイム・トラベル」をカバーしていましたが、やっぱり名曲です。芸歴のワリに年齢は若いんだから、もう一発どかんとブレイクして欲しいです。



2012/01/21

Tokyo Heartbreak/Alex York

TwitterやFacebookで、日本人相手に熱心な活動を続ける謎のイケメン外人、Alex York。

(光栄にも)ご本人からTwitterでフォローされてしまったので、ネットで調べて見ました。
しかしWikipediaにもまだ項目がなく(1月20日現在。英語版も)、オフィシャルサイトのプロフィールを見ても年齢不詳です。おそらくアメリカ出身で、プロフィール写真やYouTubeの動画を見るかぎりでは20代後半くらいに見えます。

流暢に日本語も話しますが、彼の成育史の中のどこでこれほど日本へのこだわりが生まれたのかも不明です。まさか布施明の息子じゃあるまいね。 

気にはなるもののCDショップに並んでいる気配もないので、iTunesで検索すると iTSにはあります。ダウンロード購入が可能でした。
CDメディアは出ていないのかと思ってAmazonで検索してみると、CDとしては販売されておらず、MP3ダウンロードでの販売がありました。 

いきがかり上1500円でダウンロードしてみました。
今はAmazonのMP3ダウンロードをすると自動でiTunesに取り込んでくれるアプリケーションが提供されているんですね。ダウンロードが終了するとジャケットのサムネイルも含めてしっかり収録されました。

おお、ジャケットには英字タイトルに並んで日本語の縦書きで「東京ハートブレイク」と書いてありますね。
さて、アルバム1曲目にタイトル曲として収録されている"Tokyo Heartbreak"を聴いてみましょう。

 琴の音を使ったキャッチーなイントロから始まるエレクトロポップです。
ロックとシンセサイザー、さらに和楽器音のミックスは、古くは80年代から多く作られていて、例えば原田真二が80年代半ば、「MODERN VISION」や「愛してかんからりん」の頃に意識的にそういう音楽を作っていましたし、YMOから派生したテクノ歌謡の中にも見られたような気がします。 

ボーカルはアメリカ人にしては線が細く、本国で売れるには多分もっとマッチョな感じじゃないと厳しいように思われますので、先に日本の女性の間でブレークしてから逆輸入の形を取ろうという狙いなのかも。嫌味が無いので日本ではこのまま売れてもいいように思いますが、引っ掛かりがあまりありません。去年の今頃聴いていたLittle Bootsちゃんの方が、女性ながらざらついた感じがありました。

若者らしくもう少し過激な感じがあった方が、好き嫌いはともかく耳に残るような気がします。
ロックとエレクトロニクスを融合した歌モノという音楽性で考えると、日本では布袋寅泰のソロ作品が非常に優れていると思うので、この辺とコンタクトして行くと大きいチャンスが掴めるのではないでしょうか。

または、売れるだけならテレビのバラエティで顔を売って、実はアーティストなんだ、という展開もいいかも。テレビに出ればきっと人気出ると思う。敷居の低いところで、MXテレビの徳光正行あるいは逸見太郎の番組でテーマソング(&週一でレギュラー出演)から始めるのはどうでしょう?

 

2012/01/14

サカモト教授の8bitジュークボックス/サカモト教授

2012年最初の投稿も、不本意ながら(笑)エレクトロニクスです。
今週発売の週刊アスキーで紹介されていたのを買ってきました。「サカモト教授の8bitジュークボックス」です。

昔のゲームミュージックのような8bitピコピコ音によるJ-POP名曲のカバーという触れ込みで、そういうの面白いかもと思ってまずはiTunesで探してみました。が、「サカモト教授」で出てきたのはひとつ前のアルバムでした。




そこで、いつものように銀座山野楽器本店(ポイントカードも持ってるぜ)に行ってみましたが、さすがの山野楽器にも並んでいませんでした。しかたなくオジサンには敷居が高い渋谷のタワーレコードまで足を伸ばして、ようやく発見しました。そしたら装丁がDVD並に巨大。こういう収納し辛いパッケージは止めてほしいなあ…というか、iTunesで配信して欲しいです。

曲目リストを見ると、「浪漫飛行」「どんなときも」「ロビンソン」「大迷惑」等、J-POPの定番ソングがずらり並んでいます。それにしては1890円は安いなあと思いながらMacBook Proに挿入すると「全13曲 演奏時間19分」え?
フルサイズではなく、全曲がほぼ1分~1分30秒のワンコーラスで一気メドレーとして収録されているのでした。

聴いてみると8bitと名乗っていても録音機材は最新なのでしょう、別にチープな感じはしません。週刊アスキーの記事をナナメ読みした範囲では、一昔前に韓国でイ・パクサがやってた「ポンチャック」みたいな感じなのかなと思ったんですが(本当はそっちを期待してた)、音はうんと真面目です。1曲あたり1分強、1コーラスという割り切りもらしいスピード感があって楽しいです。

だいたい、このテの電子音楽をやりつつ堂々と「サカモト教授」と名乗るのも(いや、本名由来なのかもしれませんが、それにしても)いい度胸をしてるので、確信犯的にチープな感じでパロディ音楽がやりたい人なのかと思いましたが、実はしっかり音楽家している人のようです。



2012/01/02

新年おめでとうございます

2012年、あけましておめでとうございます。

今年もじわじわと続けてまいります。
昨年は21本しか更新できませんでしたが、2010年に比べて興味深いタイトルが多く、それほど厭世的にならずに感想文を書くことができました。

もちろん不満もあります。
私はここ数年はMacのiTunesに音楽を取り込み、iPhone4、iPad2と同期して管理していますが、iTunesに取り込んだ後のCDの収納には頭を悩ませていました。昨年末にコクヨのメディアパスという商品を大量に購入して、CDケースを可能な限り捨ててしまうことでとりあえず1本のCDラックに手持ちの全メディアを収納することに成功しました。
できれば、ごく趣味的なコレクターズアイテムを除いては、ダウンロードで購入して行きたいのですが、現状では私が聴きたいアーティストに限ってiTunes Storeでは取り扱いが無い会社に所属していることが多いようで、まだまだCDの収納場所には悩まされそうです。
そんなこんなで、故・スティーブ・ジョブズ氏が提唱した「デジタル・ハブ」構想も、我が国では音楽および本など著作物の扱いに制限が多く、せっかくのMacライフも不便が多いです。
デジタル配信を積極的にした方が、音楽や本の出版も利益が出るんだよ、という明白な成功例があれば雪崩を打って状況が変わるのでしょうが、先行するアメリカの音楽業界も縮小気味と言われているようですし、この辺の問題はどうなっていくのでしょうか?AKB48はiTunesでも買えますが、それ以上にCDを売りまくって成功を収めているわけで、これは日本の音楽販売のガラパゴス的成功例として、音楽配信の拡大を遅らせる方向に作用すると思われます。


一方、昨年は東日本大震災+原発事故という未曾有の危機があり、復興支援チャリティソングなども多く発表されました。地震・津波という自然災害はともかく、こと原発事故については、もっとストレートな怒りをぶつけるメッセージソングが出てきても良さそうなものでしたが、こういう大事の際に日本の音楽家たちは意外なほど寡黙です。この話はまたそのうちじっくりやりたいと思います。


さて、2011年の一般的な音楽トレンドを確認するために、私は年末のレコード大賞、紅白歌合戦もがんばって全編視聴しました。情報番組で聞くともなしに聞いていましたが、やはり2011年はAKBの年だったようです。AKB48というプロジェクトに対しては積極的に応援していませんが、売上枚数が圧倒的なようなのでレコード大賞受賞自体には異論はありません。それ以外の新人賞や部門賞に釈然としない感じがありました。前にも書きましたが、客観数字(販売枚数とか売上金額とか)以外の要素で決まる音楽賞は、お金と名声のある人が個人の責任で表彰した方がいいんじゃないでしょうか?


そんなわけで当ブログでの2011年の私的表彰作品はこんな感じ。
優秀シングル Perfume/レーザービーム/微かなカオリ
優秀アルバム 山下達郎/Ray Of Hope、坂本美雨/HATSUKOI
優秀洋楽アルバム Lady GaGa/Born This Way
特別賞 Little Boots/Hands(2009年発売だが発売1年半経った去年の1月に存在に気づいたので)


2011/12/18

THE BADDEST~Hit Parade~/久保田利伸

なんだ~、出るなら言ってくれよ~という感じで久保田利伸のオールタイムベストが新しく発売されています。
前回のPerfumeを1枚だけレジに持っていくのが初老(;´д`)男性としては恥ずかしかったので、辺りを見回したら運良く見つけ、重ねて上にしたのがこちら。 

以前にも書きましたが「THE BADDEST(今となってはBaddest"Ⅰ"と書いた方がいいのかもしれない)」は90年代前半の若者の必携CDだったので、私も持っていました。 
その後も「THE BADDEST」というベスト盤は「Ⅱ」、「Ⅲ」と発売されていますが、それぞれ第2期、第3期のベストという位置づけで、曲の重なりはなかったよう(すみません、買ってません)ですが、今回は副題に"Hit Parade"と付いているように、初のオールタイムベスト盤ということになると思います。 
ちょっと前に「Gold Skool」の時にも書いたように、和製ブラコンのパイオニアだった久保田利伸はロック畑のニューミュージック組にはなかったかっちょいい感性をJ-POPに持ち込んでくれました。たとえばこの「BADDEST」という文法的に正しくないスラングをあえて使うところなども当時は新しかったのです(一方、聖飢魔II は自らに課した設定に忠実に「Worst」というベストアルバムを出しましていますが、こういう「14歳」な感覚も嫌いじゃないです)。 久保田利伸の衝撃はおそらく玄人筋の方が大きかったようで、そのフォロワーの多さは、今現在を含めても枚挙に暇がないほどです。ドリカムだって最初の何作かはよく似たことをやってました。初期のアルバムを聴いてると「永遠の翼」によく似た曲とかありますね。 


久保田利伸が流行って良かったのはそれまでのロック畑出身ニューミュージック勢の、棒を飲んだようなメロディライン(その方がストイックに見えた)が矯正されて、歌って楽しく耳に心地よいメロディが復活したことだと思います。ただし、歌って楽しい、耳に心地よいにあまり重心がかかると、歌謡曲の悪い部分と共通したものが顔を出して、大甘、ワンパターンに陥りますので、作り手の自己管理が重要になってくるわけですが、その後のJ-POPはどうなってますでしょうか。


という話はさておいて、実際に聴いてみましょう。 
私なんかは「BADDEST(Ⅰ)」しかちゃんと聴いてないニワカファン(かどうかも怪しい)ですが、とにかく楽しい。 
特にDisc1の前から2/3くらいまでの、まさしく初期の「ヒットパレード」部分は、気をつけないと電車の中で一緒に歌ってしまいそうになるゴキゲンさ。
日本の歌手は(照れるのか?)曲中にスキャットとかあまり入れませんが、久保田利伸はそれを多用して、前後が日本語なのにちゃんとサマになってるのも良いです(オリジナル曲で久保田利伸以外にやるのは、原田真二と吉田美和と宇多田ヒカルくらいしか知らない。憂歌団とかブルース系の人はやるか!)。
そりゃまあ、シンセサイザーのきらんきらんした装飾的フレーズや、びょんびびょびびょびょん、というシンセベースには時代を感じないでもないですが、それでももちろん今聴いてかっこいいです。 


その後、「LA・LA・LA LOVE SONG」が出てくるまではちょっと地味な時間帯があります(Disc1の後半)。今聴くとちょっと自分の業界内の地位が定まりすぎてか、窮屈になりかけているところが見えます。「LA・LA・LA Love song」や「SUNShine,MOONLight」は売上的にも成功したと思いますが、音としてはそれまでの延長という感じです。それが「Cymbals」のあたりで一区切り付いて、「Sound of Carnival」から音が一気に今風になり、それ以降は、たとえば「平井堅の最近の曲だよ」と言われてもなんの違和感もない音になっていきます。 「LOVE RAIN~恋の雨~」は初期のパターンを持ちだしたファンサービス的作品か。


「THE Baddest~Hit Parade~」は、以前からがんばって買い揃えていた人が泣かないように、一部バージョン違いも収められています。 
すぐわかるのは名曲「Missing」がBaddest(1)ではフェイクバリバリの別録音だったのを、今回はオリジナル版(と思う)で収められています。ちなみに私は「BADDEST」版で覚えてしまったので、カラオケでやると(昔ね、昔)すごく陶酔して歌っているとよく勘違いされたんですが、参照したテキストが違ったんですよ、アンダスタン?



2011/12/04

JPN/Perfume

この次はDVD付きを買うぞ、と意気込んでいたPerfumeの久々のアルバムが出ました。
ただし買うには苦労しました。AmazonでDVD付き初回限定版が予約できないのです(一応商品は出てきて、クリックもできるんだけど予定数終了かなんかで予約が成立しない)。しかたないので発売日に銀座山野楽器へ行ってみると、普通に平積みされていました。これだけ買うの恥ずかしかったので、久保田利伸のベストと合わせて買ってきました(久保田利伸の話はまた今度)。 

いざ聴いてみると、たとえ音と名前は一致しなくても、半分以上はCMなどのタイアップでテレビから流れた覚えのある曲たち。
「レーザービーム」や「ねぇ」のような攻める感じの曲と「ナチュラルに恋して」や「微かなカオリ」などほんわかしたアイドル風とを行き来しながら進んで行き、ぼけーっとしてるうちに終わりまで聴いてしまいます。
「JPN」というタイトルもスケールが大きく、かつ「AKBやSKEやHKTなどの秋元康戦略の最終型(JPN48?)を見通して先を越してやった」かのようなネーミングでなかなか痛快(邪推です)。


さて、渡辺祐氏の週刊朝日での連載によると、「イマドキのオトナ世代にはアナログ右派的なサウンド志向の方と、YMO育ちでテクノポップ上等のデジタル穏健派が混在している」そうです。
二つに分けられてしまったら明らかに「デジタル穏健派」に入らざるを得ない私です(いやその中でも右派左派古典派があってさ…とか言い出すとキリがないんですが)。 


YMOの持っていた「かわいい」部分を取り出して女の子にパフォーマンスさせるやり方は、本家YMOのお三人さん自身の手によるものも含め、80年代にやり尽くされた感じがありました(「イエローマジック歌謡曲」の項でしつこく書きました)。そんな当時の商品を含めても、Perfumeのウェルメイド感は一頭地を抜いていると思います。 
それは歌ってる本人たちの現代的なリズム感にもあると思います。
これだけ声が加工されている中で「リズム感」と言っても証拠はないですが、テレビでのパフォーマンスを見ると、本人たちもやはりただもんじゃないと思います。
Perfumeは芸能人として突出したルックスではない(顔もそうだけど、DVDで見てると結構昭和な体型に見える、人もいる)ですが、歌声やパフォーマンスの中でちゃんと上品な色っぽさを醸し出しているのはプロとして偉いと思います。
また、「ポリリズム」の頃に比べると、声の加工もマイルドというか地声が類推できるような気がするレベル(といってもどれが誰かは分かりませんが)に少しずつ変わっていっているように聴こえます。ブレイクした頃の、アニメのキャラクターのような存在だったのを、二十代の女性に相応しい質感を徐々に付け加えていく戦略なのかもしれません。

ところで、Perfumeの黒幕である中田ヤスタカっていう人はWikipediaの記述が本当なら、まだ30歳そこそこ。なんでこんなに我々に懐かしさを感じさせつつ、古臭くない音が作れるのか?あまり使いたくない言葉ですが、「天才」としか思えません。
それこそ「YMO世代」の、テクノの来し方行く末をじーっと目を離さずに見つめ続け、その上特別才能がある人物が作ってるのなら納得ですが、30歳前後の若い人がほとんど一人で(しかも達者な歌詞まで)作ってるんでしょう?
すごすぎる!



Mine or Yours/宇多田ヒカル

ベストアルバム"SCIENCE FICTION"を買った後しばらくぼーっとしていましたが、5月になった途端にYouTubeでライブ配信的なものを見かけました。配信は途中から見たのですが、過去のMVが次々流れていて、いつから新作発表になるのかわからず、見るのやめ...