2024年も大晦日になってしまいました。とうとうレコード大賞もまったく見なくなったなあ。もうテレビはほとんど見なくなってしまい、退職金で買った大型画面テレビはもっぱらYouTubeをぼんやり見るだけの機材になってしまいました。まあ最近のYouTubeは画面きれいだけども。
さて、営業職をやってきてよかったことのひとつとして、会社の中だけでなく、違う組織の人とつながりができることによっていろんな知識とか物の見方に触れられることがあります。まあ、営業職ってのは心が削られる場面も多いので特におすすめもしないし、そもそもどういう人なら適性があるのかわからない仕事ですけどね。
さて、そんな社外人脈の中で干支二回りくらい若い人と喋っていたら、「自分の音源をアップロードすれば音楽配信ができる」という話題になりました。聴いた話を元に調べてみたところ、"Tune Core"というサービスにショバ代を払うと、Apple MusicやSpotifyをはじめとする大手音楽配信サービスにオリジナル曲を登録できることがわかりました。
考えてみればYouTubeなんかはまったくお金を払わずに音声ファイルの何倍もでかい動画ファイルを一般人が好きなようにアップロードできるようにしているわけだから、ありそうな話ではあります。まあ、楽曲配信となれば著作権だの対価の授受方法などはきっちりしないといけないのは当然ですけど。
私は1980年代の学生時代から、当時の友人と素人丸出しのままオリジナル楽曲を作っていました。今思うと時代がよかったんですね。
ちょうど私が成人して少ししたころ頃、パソコンソフトとして「レコンポーザー」とか「シンガーソングライター」を代表にしたMIDIシーケンサーソフト、YAMAHAやカシオのミニ鍵盤シンセサイザーやら707やら808やらが発売される一方、裏表合わせて4トラックのカセットテープを一方通行で使い、4chマルチトラックレコーダーにした機材がティアック(ブランドはTASCAMか)あたりから比較的安価で発売されるようになりました。それらの機材がそれぞれ10万円まで出さなくとも買えるとあって、DTMの真似事が趣味の範囲でできるようになっていました。
ギターは歌伴専門(コード知ってるだけ)、ドラマーの知り合いもおらず、いわゆる「当方ボーカル。ギター、ベース、ドラム、キーボードのメンバー募集中」のような境遇でもオリジナル作品が作れる。これはやるしかなかった。
当時の主な機材とはYAMAHA V50、TASCAMの4chMTR(dbxノイズリダクション搭載)、Hi-Fiビデオデッキ(マスター用)、PCにインストールした"Tool de Music Lite"など。もう一人の作曲担当だった友人はMac使いでしたが、ソフトは何使ってたんだろう?とにかく、それぞれがPCやキーボードで作ったカラオケで2ch使い、それにギターとかを足してHiFiビデオにトラックダウン。もう一度4chのテープに戻してボーカルやらコーラスやらを追加するという、アナログとデジタルのハイブリッドでマスターを作りました。
もう当時のメンバーとは連絡も途切れがちなので1995年に4名でコラボしたアルバムの中から自分一人で作った曲を選んで音楽配信をしてみました。ご用とお急ぎのない方はストリーミングで結構ですので聴いていただければ幸いです。今日現在では2曲を配信をしていますが、もう1曲くらい追加するかもしれません。まあ家賃がかかるのであまり広げられませんけど。
最初にアップした曲は歌詞の内容とか2番の後で大サビが来る構成とかが「ル・クプルの『ひだまりの詩』そっくりじゃん!」と思う方がいるかもしれませんが、ふっふっふ、私の方が2年早く作ってますので決してパクリではありません。残念ながらそれくらい平凡な才能であるということですが。
ストリーミングへのリンク
・Apple Musicのページ