さて、東日本大震災のチャリティーなどであのLady GaGaが来日してました。何度も書きますが私は洋楽は滅多に聞かないので、名前しか知らなかった。
最初に名前を聞いたときになんか日本人が"Radio GaGa"をもじったような名前だな、と思ったら、なんと本当に元ネタがQueenの曲名だと聴いてちょっと可笑しかったです。やっぱり欧米人でもLとRの混同とかあるんでしょうか?
さて、去る7月11日月曜日、代休を取っていた私はそのLady Gagaさんを「徹子の部屋」と「SMAPxSMAP」で見ました。とても面白かったです。 特にレディ・ガガと黒柳徹子はとても相性が良いように思いました。突飛なようでその内面はまっとうなお嬢様であるという共通点がありますし、黒柳徹子は譜面が読めて英語が堪能なので、徹子さんがあと20年若かったらもっと丁々発止のやりとりができたのに!と少し悔しい感じもしました。しかし衰えたとはいえ、腐っても鯛な黒柳徹子のインテリジェンスは、名前を呼ぶにも他の日本人のように「あさおみわ」のようなイントネーションにはせずに、「れいでぃ・があ↑があ↑」と英語風にしていました。一方、Lady Gagaも「ありがとうございます」などの日本語がちゃんと日本人の発音を耳コピーしたと思われるカタコトでしゃべっていて、つまりこの二人の能力は、優劣はわかりませんがよく似ていることが分かりました。
そんなことが分かったところで、「それじゃアルバム1枚くらい聴いてみるべえ」とiTunesで落としてきたのが最新アルバムの"Born This Way"です。
iTunesによるとジャンルは「ポップ」。
聴いてみると、サウンドは派手なエレクトロニクス系ですが、メロディと歌いっぷりは私らの年代には聞きなれた白人ロックの感じです。考えてみると、ここ20年くらいというもの、アメリカから輸入されて流行する音楽はブラックミュージック系が多く、それこそマドンナ以来かもと思われる久々の白人系のアーティストなのかも。
さて、Lady Gagaは、声の出し方はとても上手ですが、鬼面人を驚かすようなハイトーンとかいう分かりやすい特徴はなくて、中庸な音程をしっかり出す方向のうまさ。私は英語も本当よく分からないんですが、平易な語彙によるストレートな歌詞はアジア人にもわかりやすく、世界的に成功しているのもよくわかります。
ただし、Lady Gagaの歌声は男性向けお色気ムンムンな感じはなく、なんというかキーの高い男性ロックボーカリストが歌っているように聞こえます。また、パフォーマンス時の衣装などはずいぶんと露出度が高いのですが、セックスシンボル的ではなくてもっとアート系ですね。イタリア系米人ということもあってどうしてもマドンナを思い出して比較してしまいますが、そのへんが違うんだな、と。
大変聞きやすかったので、今後はぼちぼちとデビューアルバムから聴いてみようかと考えています。