このところテクノポップ周辺をさまよっていましたが、主観的にはロック好き(そういう風にみてもらえないけどw)なのでこういうのも聴きます。
ユニコーンの最新アルバム「Z」です。私は電気グルーヴの「A」も持っていますので、これで私のiTunesには文字通り「A to Z」が揃ったわけです。トキオッ!
バンドブーム時代のユニコーンについては私はまったく無知で、「大迷惑」も「服部」もリアルタイムではほとんど聴いていませんでした。ただ、解散寸前に発売されたアルバム「スプリングマン」をなぜか買って(たぶんテレビで「すばらしい日々」の演奏を見て、とつぜん奥田民生に興味を持ったからだったと思う)、しつこく愛聴しました。
ユニコーンは、かつての「はっぴいえんど」や「オフコース」が、そしてビートルズがそうだったように、メンバー各人が作曲し、「作ったんならおまえ歌えよ」って感じでリードボーカルも各人が担当する、良い意味でのアマチュアっぽさが残っていて、「スプリングマン」はそういう風にできていました。そして、2011年に発売された「Z」もやっぱりそういう風にできています。
ユニコーンが出てきた頃、僕は仕事のできない新入社員であり、しかも就職浪人状態だった友人との自作音楽にもはまっていいました。だからバンドブームは横目でみながら通りすぎてほとんど聴いちゃいなかったんですが、それでも仲間内の音楽談義のときはろくに知りもせずに「この中で残るとしたらユニコーン」としたり顔で語っていました。それは結果として当たったんですが、その根拠はなんていうこともない、楽曲や人となりがなんかいちばん愛嬌があったから。そして、メンバーがアラフィフとなった今もその愛嬌が失われずにいるのがうれしい。ロックの名曲からのフレーズ拝借もいまや円熟の境地です(本気で褒めてます)。
2011/07/17
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