2022/02/11

visions/milet

 あけましておめでとうございます(^_^;)

2022年も明けないコロナ禍、在宅勤務メインでさほど多忙でもないのですが相変わらず新しい音楽には興味が持てず、開店休業状態は続いています。

事務所に出勤しない平日の朝に時計がわりにつけているテレビ。2020年春までは6時台には通勤電車に乗っていたので午前7時以降の各局がどんな番組をやっているのかもよく知りませんでしたが、このところ7時以降はテレビ朝日固定です。専門知識もないのに声だけ大きいコメンテーターが出てこないので、モーニングショーがいちばん冷静に見ていられるのでね。

で、羽鳥慎一モーニングショーのオープニングでちょっとクセのある声でテーマソングを歌っている人は誰かいな?と思っていたらこの人が番組に出てきて「番組テーマソングが収録されたアルバムが出るよ」と告知をしていたのでApple Musicで検索したら出てきました。定額の課金をしているので特に追加料金を払うこともなく全曲聴くことができます。しかしながらアルバムならびに各楽曲についての情報についてはほとんどなく、オフィシャルサイトを見ても誰がプロデュースしているのか、作詞・作曲・編曲はだれがやっているのかわかりませんでした。ただ紹介されていた番組で玉川さんのインタビューに答えてこういう風に作りました、という話をしていたし、シンガーソングライターとして紹介されているようなので、少なくとも作詞・作曲はやっているんだろうと思います。

いずれにしても15曲中9曲がなんかのタイアップになっていて、ああこれも聴いたことあるかな、という曲が並んでいるので頭から尻尾までふんふんと聴いていけます。モーニングショーのオープニング曲(M13 "Wake Me Up")もテレビで流れると普通の景気の良い曲だと思っていましたが、フル尺で聴くとテレビで使われている箇所の前後になぞの半端な拍子が挿入されていて実は一筋縄ではいかない作りになっているのが初めてわかるようになっています。あとNHKのオリンピックのニュースに使われている曲もあるかな?

まあ楽曲の成り立ちはともあれ、まず声が個性的で良いですね。ここ数年、各種SNSやアニメ主題歌などで頭角を現してきた歌手の皆さんは少なくとも配信されている音源で聴く限り大変お上手で良い声の人が多いですが、昔の玉石混交のドメスティックな歌謡曲・ニューミュージックを聴きなれた私からするとみんなボーカルスクールの優等生的な歌い方であまり入ってこない。miletさんはもうちょっと濃くてスケール感もあって、洋楽のボーカリスト的感じがしてこっちの方が素直に打ちのめされる感じがして良いです。

過去にも伊藤由奈とかJ-POP的でないスケール感のある女性ボーカルはときどき出てくるのですが、いつの間にかいなくなってしまうので寂しく思っていました。J-POPの製造ラインにはこの手の女性歌手が手に余るのか、楽曲がついてこれない感じがしているのですがなにか構造的な弱点があるんでしょうか?その点、この人は自分で曲を作っているようなので頑張ってくれるんじゃないか、と現時点では期待しています。


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