2022/03/13

川本真琴/川本真琴

SNSのタイムラインに川本真琴の作品がサブスクリプションに対応しました、みたいなニュースが流れてきました。ああ、そういえば昔、ギター弾いて歌ってる女の子がいたなあと懐かしい気持ちになったのでApple Musicで検索してみたらありました。YouTubeで公式MVが見られるようになったのも最近のことのようですね。→公式YouTube「愛の才能」

とりあえず「愛の才能」が入っているLP聴けばいいかなと思って出かけるときにiPhoneで再生しながら徘徊してみました。
このアルバム、発売が1997年なんですね。
ちょうどその直前の数年間、私は三十過ぎて仲間とオリジナル曲作りに勤しんでいたので、変な影響を受けたくなくて、あまり他人の曲を熱心に聴くということをしていませんでした。だから川本真琴がテレビで歌っているのをみてもフォークギター持って歌っているビジュアルに騙されて、新しいフォークソングの子が出てきたのかな?くらいにしか思ってなかったのですが曲にクセがあって、ちょっと引っかかる存在ではありました。「愛の才能」については先に岡村靖幸をちゃんと聴いていればそのつながりがすっきり腑に落ちたんだと思うのですが、岡村靖幸自体をあまりよく知らなかったので解釈の仕方がわからなかったんですね。
遅ればせながら、ちょっと前に岡村靖幸の「家庭教師」を聴いたので、今なら「愛の才能」が思いっきりその地続きの曲であることがよくわかります。
岡村靖幸プロデュースの曲でデビューしているのでファーストアルバムも岡村靖幸プロデュースなのかと思って聴いていましたが、2作目以降の曲は川本真琴自身が曲を書いています。崎谷健次郎が斉藤由貴をプロデュースしていたようなどっぷりつかった関係性ではなく、岡村孝子が最初だけ来生たかおの曲を歌っていたような感じだったんでしょうかね。

川本真琴の歌唱は現代の音楽配信で活躍する女性歌手にも共通の、メリハリの効いた声と達者な表現を備えた、若干のアニメソング臭を感じさせるものです。今の人たちほどのやり過ぎ感はないので抵抗感はあまりない。もっと長く一線で続けていけた気がするのですが、テレビに出て歌うような時期はあまり長くなかったですね。


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