佐藤竹善は今でも小田和正の歌詞カードで名前をよく見ますが、彼のバンド"Sing Like Talking"はどうなっているんでしょうか?
今、J-POPの多くがごく普通にブラックミュージック風にお化粧されていますが、そんなブラックミュージック風味をいち早く取り入れて成功した先頭グループの中に"Sing Like Talking"がいました。
歌詞が日本語であることを除けば本物のTOTOの様でもあり、あるいはR&Bの様でもあった彼ら。本気で黒人化したかったように見えた久保田利伸たちとは違い、佐藤竹善は日本人のアイデンティティは保持したまま、純粋に「音楽」としてブラックミュージックを消化しようとしていたように思います。
確かバブル期には日本中のOLさんが泣きながら聴いていたはずなんですが、ここしばらくとんとヒットチャートで名前を見かけません。内紛でもあったのでしょうか?それともあまりに洋楽色が強すぎて、不景気で疲弊した日本人の心情のマッチしなくなった?
"WITH YOU"は"Missing"があまりにもカラオケでお約束化した後のハズシの1曲として、一部の気取り屋さんに愛唱されました<俺だよ俺。
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