いつだったか、ぼんやりTVを見ていたらこの曲が流れてきて、ちょっと聞き捨てならない気がしたのでiTSで探したらありました。
何が聞き捨てならなかったかって、あんまりELTそのまんまじゃない?ってことです。
そりゃまあ制作会社も一緒だし、スタッフも同じ流れの人たちが重複して関わっているのでしょうから、いくら似ていても問題は起きないのでしょうけど。なんでも良いんですが初期の"Every Little Thing"の、例えば"Dear My Friends"と続けて聴いてみてくださいな。
その上で、あなたがもし営業マンだとしたら、既にELTを扱っている店のバイヤーにこの商品をなんと云って説明しますか?
「今年の夏向け新商品をお持ちしました」
「なんかちょっと前のELTと同じに見えるけど」
「えーと、ボーカルの女の子とメンバーが若くなりました。TVでスポットも打ちますし、タイアップもこれこれが決定しておりまして…」
ああ、不毛な会話になってしまったあ…!
確かに最近の持田香織は「ほぼ日」なんかにも顔を出してサブカル方面に活動の場を移そうとしている気配が見えます。結婚してからちょっと地味になってきた渡辺満里奈の場所を狙っていそう。思えばELTの活動も10年を越え、レコード会社としてはこの辺でもう一度、対象年齢を下げた新商品の開発が必要だったのだろうことは(業界は違えど)よっく分かります。
また、今の景気動向などを見るに、「失敗できない」プレッシャーはすごいものなんだろうとも思います。その結果、過去に上手くいったフォーマットを忠実に再現したらこうなったのでしょう。
しかし、その結果生まれたものが私たち素人から見ても明らかに前例の縮小再生産に見えてしまうのはどうなんでしょうか?"GIRL NEXT DOOR"というユニット名も妙に周りに気を遣ったようなこぢんまりした感じ(つまり「となりのマリちゃん」ってことだよね)だし。
最後にこの曲だけの話です。売るための引っかかり(フックっていうの?)をいっぱい作ろうとした結果なんでしょうが、ブレイクとか歌とバックのユニゾンでのキメとかが多過ぎて、私なんかは聴いててつんのめるんですけど。特にサビの前のブレイクはいらないと思う。
うわっ、全編悪口になってしまった。ごめんなさいぃぃっ!
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