9月1日発売、とオフィシャルサイトで見たので、8月末に慌ててアマゾンの予約購入ボタンを押したら、さすがのアマゾンも手配していなかったのか3日ほど遅れて到着したビビアン・スーの新作シングルです。日本復帰第1作の"Beautiful Day"が上品だけれどとてもおとなしい曲でしたが、今回は全然違う路線。オリコンのサイトで見るとランキング圏外で売上データは詳細不明。あまり売れてない(?)ようなのですが、楽曲としてはすごく良いと思います。
エレクトロニックなロックサウンドで、それもかなりパターン化されたベタなものですが、その臆面の無さがなんとも聴いてて楽ちんです。
実は彼女が中国でやってる音楽がこんな感じで、思いつく限り様々なジャンルの音楽をアイドル歌謡として歌っています。そのやり方は、80年代の日本のアイドル歌謡にもたくさんあったもので、私の世代にとってはとても馴染み易い。彼女は場所をアジアに変えてそれを続けていたのですが、今回はそれを日本語でやった感じ。それにしてもこの、歌詞をそのまま映像に起こしたようなPVはなんとかならんかと思うと同時に、年齢的にこの演出はもうキツイかな、とも感じますけど、かわいいから良いか!
さて、作曲とプロデュースはJeff Miyaharaという人ですが、Wikipediaによるとこの人は安室奈美恵やJUJUや青山テルマなどの楽曲も手掛ける人。しかも韓国ミュージックシーンにも関わりが深いようで、対アジア市場ということも視野に入れた作品を作れる人のようです。歌詞3行目の"Hot Pink Suit"は韓国のかき氷=ハッピンスにかけたシャレでしょう。
カラオケはこのままで北京語にすればアジア向け商品になり、おそらくそっちの方が稼げるんじゃないでしょうか?
2010/09/19
2010/09/05
ただいまの歌/やもり(森山良子と矢野顕子)
日清製粉の企業CMで流れている曲です。
森山良子と矢野顕子というのはとても意外な取り合わせですが、共通点はジャズ畑で育ちつつポップスのジャンルで活動してきたベテランってことでしょうか?イメージとしては森山良子はフォーク、矢野顕子は、え~とジャンルわかりませんが(オルタナティヴ?)。
歌のプロフェッショナルである森山良子と天才・矢野顕子が組んでいるので、悪いはずがありません。私は今発売されているアルバム「あなたと歌おう」をiTunesでアルバム購入しました。13曲入りで2000円。
アルバムの1曲目、「風のブランコ」は森山良子を象徴するギターと矢野顕子を象徴するピアノの掛け合いから歌が始まります。お互いに高いスキルがありながら、シーケンサーの様にきっちりした森山良子の声とポルタメントがかかったような矢野顕子の声は、ユニゾンの箇所でところどころズレながら、でも崩れることなく続いていきます。このへんのいい意味での緩さがベテランならではです。
「ただいまの歌」も2コーラス全編ユニゾンで、同じ様に楽しめます。
アルバムの中に反戦歌「死んだ男の残したものは」を入れているところも、今となってはこの世代ならではか。
このユニットはひょっとして坂崎幸之助が亡くなった加藤和彦とやった「和幸」をヒントにしたのかもしれません。二人で話し合って始めたのか、誰かプロデューサーがいるのか?と公式サイトに行ってみましたが詳しいことは分からず!トップページには「大人のフォーク」って書いてあります。
-------9月19日の追記-----------
今発売中の週刊文春9月23日号の阿川佐和子の対談がやもりでした。
この対談によると、ユニットの結成は二人の間での自然発生的なものなのだそうです。「私たちってなんでもできちゃう」し、「キーが同じだから、やりたいと思った曲をその場でぱっとやれちゃう」のだそうです。
なあるほど!&その音楽スキルの高さがうらやましい!
森山良子と矢野顕子というのはとても意外な取り合わせですが、共通点はジャズ畑で育ちつつポップスのジャンルで活動してきたベテランってことでしょうか?イメージとしては森山良子はフォーク、矢野顕子は、え~とジャンルわかりませんが(オルタナティヴ?)。
歌のプロフェッショナルである森山良子と天才・矢野顕子が組んでいるので、悪いはずがありません。私は今発売されているアルバム「あなたと歌おう」をiTunesでアルバム購入しました。13曲入りで2000円。
アルバムの1曲目、「風のブランコ」は森山良子を象徴するギターと矢野顕子を象徴するピアノの掛け合いから歌が始まります。お互いに高いスキルがありながら、シーケンサーの様にきっちりした森山良子の声とポルタメントがかかったような矢野顕子の声は、ユニゾンの箇所でところどころズレながら、でも崩れることなく続いていきます。このへんのいい意味での緩さがベテランならではです。
「ただいまの歌」も2コーラス全編ユニゾンで、同じ様に楽しめます。
アルバムの中に反戦歌「死んだ男の残したものは」を入れているところも、今となってはこの世代ならではか。
このユニットはひょっとして坂崎幸之助が亡くなった加藤和彦とやった「和幸」をヒントにしたのかもしれません。二人で話し合って始めたのか、誰かプロデューサーがいるのか?と公式サイトに行ってみましたが詳しいことは分からず!トップページには「大人のフォーク」って書いてあります。
-------9月19日の追記-----------
今発売中の週刊文春9月23日号の阿川佐和子の対談がやもりでした。
この対談によると、ユニットの結成は二人の間での自然発生的なものなのだそうです。「私たちってなんでもできちゃう」し、「キーが同じだから、やりたいと思った曲をその場でぱっとやれちゃう」のだそうです。
なあるほど!&その音楽スキルの高さがうらやましい!
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