日清製粉の企業CMで流れている曲です。
森山良子と矢野顕子というのはとても意外な取り合わせですが、共通点はジャズ畑で育ちつつポップスのジャンルで活動してきたベテランってことでしょうか?イメージとしては森山良子はフォーク、矢野顕子は、え~とジャンルわかりませんが(オルタナティヴ?)。
歌のプロフェッショナルである森山良子と天才・矢野顕子が組んでいるので、悪いはずがありません。私は今発売されているアルバム「あなたと歌おう」をiTunesでアルバム購入しました。13曲入りで2000円。
アルバムの1曲目、「風のブランコ」は森山良子を象徴するギターと矢野顕子を象徴するピアノの掛け合いから歌が始まります。お互いに高いスキルがありながら、シーケンサーの様にきっちりした森山良子の声とポルタメントがかかったような矢野顕子の声は、ユニゾンの箇所でところどころズレながら、でも崩れることなく続いていきます。このへんのいい意味での緩さがベテランならではです。
「ただいまの歌」も2コーラス全編ユニゾンで、同じ様に楽しめます。
アルバムの中に反戦歌「死んだ男の残したものは」を入れているところも、今となってはこの世代ならではか。
このユニットはひょっとして坂崎幸之助が亡くなった加藤和彦とやった「和幸」をヒントにしたのかもしれません。二人で話し合って始めたのか、誰かプロデューサーがいるのか?と公式サイトに行ってみましたが詳しいことは分からず!トップページには「大人のフォーク」って書いてあります。
-------9月19日の追記-----------
今発売中の週刊文春9月23日号の阿川佐和子の対談がやもりでした。
この対談によると、ユニットの結成は二人の間での自然発生的なものなのだそうです。「私たちってなんでもできちゃう」し、「キーが同じだから、やりたいと思った曲をその場でぱっとやれちゃう」のだそうです。
なあるほど!&その音楽スキルの高さがうらやましい!
2010/09/05
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