彼女については前から書かなきゃいけないと思っていたのですが、なかなか良いテキストに巡り会えず、先送りになっていました。しかし久しぶりに購買意欲をかきたてる作品が発表になったのでアマゾンで頼んでしまいました。
"60s70s80s"DVDビデオ付きで1800円。
安室奈美恵について一言で申し上げれば、思えば遠くにきたよなあ、ですね。
私はポンキッキーズで蜂やウサギの格好をしていたころから、かわいくて存在感のある子だなあと思って見ていましたが、まさかここまでくるとは思っていませんでした。
彼女をテレビで見ていると、いつも思い浮かぶのが「ど根性」という言葉。
年代から考えると、ちょっと珍しいくらいのハングリーさを感じます。あまり細かいことは知りませんが、幼少時には経済的な苦労もしていたと聞きます。私には帰りたいところなんて無い、欲しいものは自分の力で手に入れ、そしてそれを手放さない努力を続けるんだ、という強い意志が画面から伝わってきます。
果たして彼女は、本格的なダンス・ミュージックのプロフェッショナルになりました。
が、私の個人的感想としては10代の頃の"DANCE TRACKS VOL.1"なんかが出た頃がいちばん好きでした。最近はちょっと本格的になりすぎて、たまにiTMSでダウンロードしても、なんか「お勉強」みたいな聴き方になってしまって、日和ってビビアン・スー(彼女も体質的にはかなり安室的な人だと思うんですが、楽曲はちょうど私が好むぬるさがあって聴きやすい)なんかに逃げておりました。
でも今回の作品はわかりやすいです。
カバー曲を歌っているのではなくて、過去の洋楽ヒットを土台にしたオリジナルを歌っています。
で、その土台にした3曲がそれぞれ、60s、70s、80sだ、ということみたいです。"What a Feeling"なら知ってるでしょ?という、私らレベルの客へのサービスなのかも。
しかもビデオがいいんだ!
曲はiTMSでもダウンロードできるんですが、これはちゃんとDVDが付いてる方のディスクを買って、映像で見るのが吉です。
2008/05/13
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