2016/03/27

DEBUT AGAIN/EIICH OHTAKI

お久しぶりです。 

中断前の最後が大滝詠一の"Best Always"だったので、丸1年ちょっと開いて、また大滝詠一ということになりました。

 NHKの"SONGS"でも特別版が作られて、久しぶりに山野楽器に行って、限定版2枚組の方を買ってきました。あまり久しぶりに行ったので、ポイントカードが変更になっていて、ためてたはずのポイントがパーになってしまいました\(^o^)/

なんでも、遺品整理をしていたら未公開の音源が発見されたとかで発売された本作、懐かしの「Tシャツに口紅」「快盗ルビイ」、本人歌唱の「夢で逢えたら」など、オジサンたちの涙ちょちょぎれるラインナップになっています。

さて、今さら細かい楽曲の話は止めて、こないだの"SONGS"はいろいろと参考になりました。

ナイアガラサウンドの録音現場、というのは素人には謎が多かったのですが、そのままではないにしろ、井上鑑監修の下で擬似的に再現されたその風景は、エレキギター3本、アコースティックギター3本、ストリングスにチェンバロ2台が一度に音を出すという豪華さで、噂には聞いていたが、なるほどこういうことだったのかと改めて納得させられました。

あと、まったく余談ですが、薬師丸ひろ子って歌うたってて良かったなあと思いました。背が低いこともあって、堂々の美人女優にはならなかったけれど、持って生まれた声だけで他に置き換えられない存在になっている。上手い下手を超越して、あの声が欲しかったら本人呼んでくるしかないもんなあ…。あ、大滝詠一もそうですね(詳しくはいずれ、いつか)。


 

2014/12/30

Best Always/大滝詠一

昨年末に急逝した大滝詠一のありそうでなかったオールタイム・ベスト盤です。
はっぴいえんど時代のナンバーから、2003年リリースの「恋するふたり」まで、CD2枚で35曲。3枚組の3枚目はその中から抜粋された10曲のカラオケが収録されています。
はっぴいえんどの曲は相当昔の音源のはずですが、リマスタリングされて他の曲とのバランスも問題なく調整されています。マニアックにならない程度に大滝詠一のCDを一つ、運転しながら聴くか、なんていうのにちょうどよい分量と深さかな、という点ではうまい商品企画です。もちろん熱心なファンのかたには今さら感もありましょうが、恐らく微妙に音は違ってるのかも?と思うと無視もできないわけで…。

それにしても、収録された35曲の間に35年分くらいの時間が経過しているわけなんですが、ご本人の歌い方は基本、全然変わらないんですね。なんでこんな若くして完成されていたんでしょうか?不思議です。


2014/12/20

宇多田ヒカルのうた13組の音楽家による13の解釈について

去る者は日々に疎し、といいますが、15ヶ月ぶりの更新です。
もともとは、「音楽が趣味」と言い続けるためには1週間に1、2度は音楽のことを考えよう、という思いで始めたこのブログですが、昨年後半からは恐ろしいほどのネタ不足に襲われてどうしても更新ができませんでした。
ここ1年は本当に新譜を買っていなくて、大滝詠一の「EACH TIME 30th Anniversary Edition」みたいな「新商品」だけど「中身は知ってるもの」しかプレイリストに追加していないのです。
1980年代を知っている身としては、ここ十数年で「実力派」といえるシンガーはずいぶん増えたと思います。若い人でも、歌い手としてのJUJUとか西野カナとかはとても上手だと思います。
でも、その人たちが購買意欲を刺激してくれる曲を歌っているかというと、あまりにも売るための苦悩が作品に滲んでいて、無邪気に聴けない。「みんな同じに聴こえる」というのは年寄りの常套句で、自分が年を取って感性が鈍くなっているのを商品に八つ当たりすることはないだろうと思って生きてきましたが、とうとう自分がそうなってしまったようです。

さて、そんな私が年末ぎりぎりになってiTunesからダウンロードしたのが表題のアルバム。まあ、これも「中身は知ってる」ものなんですが、「浜崎あゆみが歌う宇多田ヒカルナンバー」とか、聴いてみたいじゃないですか?

さて、実際に通して聴いてみると、さすがにビッグまたは一癖あるアーティストを並べただけあって、まあ中には眠たいのもありますが、お買い得な1枚になっていました。
好きなのは、岡村靖幸の「Aotomatic」、椎名林檎の「Letteres」あたりでしょうか。曲によってはずいぶんと大胆なアレンジの変更が加えられており、このまま各人がシングルカットすればいいのに、という出来映えです。
注目の浜崎あゆみは、どうせ「Wait & See~リスク~」か「Movin'on without you」のどっちかだと思ってましたが、「Movin'on~」を選択。ちょうど、今思うと天文学的な売上数字を両者で競っていた頃の思い出の曲ですね。「枕元のPHS」の歌詞は時代を感じさせます。
私は浜崎あゆみ作品にはほぼ全く興味が無いのですが、近年になって歌手としては実は大したもんなんだということには気づいていました。その彼女がかつてのライバルである宇多田ヒカルのトリビュートアルバムに参加するという侠気をリスペクトします。また、歌いっぷりが素晴らしいです(合いの手のコーラスも自分でやっているのが良い)。これをシングルカットしておけば紅白も卒業しなくてよかったのにねえ…。この曲は宇多田ヒカルとしてはもっともIQが低い感じの世界を歌っていますが、だからこそハマったのかな?

あと、加藤ミリヤの「For You」。出だしの、オリジナルCDを聴いてる様子を思わせる効果音から始まる、素直なリスペクトぶりに好感が持てます。アレンジも、今風に調整されていますが、オリジナルをかなり忠実になぞっていて、曲間のアドリブ部分も含めて歌唱は完璧コピーされています。途中で「Give me a reason」と「First Love」が引用されるのも、少女だった頃の加藤ミリヤの音楽体験がかいま見えるようです。
そして、あっと驚く井上陽水は「すきですきでどうしようもない♪」ってところを歌ってみたかっただけだと思うんですが、これはこれで楽しいです。

まあ、それにしても宇多田ヒカルの才能というのは本当にマルチで奥が深いことがよく分かりますね。井上陽水は極端な例としても、年上のシンガーがカバーしている曲のほとんどが10代半ばに書かれた曲(と歌詞)で、しかもそれが今歌っている本人たちとほとんど乖離していないこと。ゆったりと大きくうねりつつさらに細部で自在に変化するメロディライン。本人の声が特殊なので、実は過剰に切なくなってしまうのが、他の歌手に預けるととても気軽に聴けるということに気づかせてもらいました。そしてやはり今の時代と私には、宇多田ヒカルが帰ってくる場所がぽっかりと大きく残されているということも。



2013/09/16

Rndom Access Memories/Daft Punk(ダフト・パンク)

いつまでもTOPにAKBの記事があるのも恥ずかしいので、すぐ更新。
「恋するフォーチューンクッキー」関連の「お勉強」をしていたら、「ダフト・パンク」という単語が出てきました。てっきり新しい音楽ジャンルだと思って検索してみたら、単一のバンドの名前だということが分かったので、今度はiTunesで検索してみたら最新作がダウンロードできるようになっていました。

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発売は2013年5月。洋楽にはとんと疎い私にしては早い食い付きです(^_^;)

Wikipediaによると、フランス出身2人によるハウス系ユニットで、金と銀の仮面を被っているらしい。おお、そういうの、嫌いじゃないです。つい先日(9月10日)のAppleの発表会でも「iTunes Radio」のプレゼンで再生されていたので、以前のBlack Eyed Peasくらいは売れているんじゃないでしょうか?

そんなわけでiTunesで再生してみると、いきなり1曲めに「太陽にほえろ!」の井上堯之バンドのギター(ちゃーんちゃちゃんちゃんちゃんちゃちゃかちゃん♪)が聞こえてきてびっくり!よかった、これは難しくないぞ、と思って落ち着いて聴きました。

邦楽中心の音楽生活を送っていたので、彼の地から発信される細かすぎるジャンル分け情報にはまるでついて行けてません。テクノ・ハウス・デンキ・エレキ、どれがなんなのかもよくわかっていなかったのですが、「ディスコとフィリーソウルの影響が強い音楽ジャンル」と言われると、改めて納得。

基本的なトラックはいたって王道のダンスミュージック、というか山下達郎が作るダンスナンバーのようです。どこか既視(聴?)感のある曲が続くので、どこに連れて行かれてしまうのだろう?という不安がありません。山下達郎がいつも通りに曲を作っていたところに後から中田ヤスタカ(または太巻さん)がやってきてボーカルのトラックを加工してしまったような感じ。

ボーカル以外にもウワモノにはエレクトロニクスな音が多用されますが、音色の選択がYMOやクラフトワークで聴いたことがあるような倍音たっぷりな、あるいはその倍音をフィルターでぐりぐり変化させる音が中心です。ラスト13曲め、「Contact」はYMO/BGMの「Loom」のようなシンセの無限音階をたっぷり聴かせる曲です。しかし、その曲も含めて全編がダンスミュージックです。

2013/09/15

恋するフォーチューンクッキー/AKB48

AKB48のことは、そりゃまあ嫌でも目に入ってきます。
何年か前に一般的に売れてきた感じがしたときに、どんなもんじゃろかいなと思ってiTunesで「ポニーテールとシュシュ」という曲をダウンロードしてみましたが、やたら派手な音に訥々とした(?)歌が乗っかっていて、おニャン子時代のクォリティから進歩しているようには聴こえませんでした。私の年代的にもあまりに守備範囲外でもあるわけで、その後はテレビに出てきたときにぼーっと見ている、という立場でした。
そのうちテレビ以外の媒体でも見かけるようになって、会社の美人お局さん的な篠田麻里子という人と、ちっこいのにやたら化粧とか頑張ってる板野という人だけわかるようになりましたが、相変わらずテレビにごちゃごちゃと出てくる画の中では「触覚みたいな髪型をした、魚っぽい顔の女の子がたくさんいる集団」としか思っていませんでした。

一昨年くらいでしょうか、その魚群の中から「指原」という変わった名字の女の子がよくテレビに出てくるようになりました(ポニョか!)。ところがこの人、アイドルグループにいながら「カワイコちゃん」扱いされない変な存在で、しかもやっと顔を覚えた(あまり特徴がないので覚えづらい)頃には週刊誌に醜聞をバラされて福岡に放逐されるとか言っているわけです。
ところがこの指原嬢、地方に左遷(?)されてからもメディアの露出が減るでもなく、テレビタレントとしての存在感をどんどん増していき、とうとう年に一度のグループ内人気投票で1位になってしまいました。
私は若いころに読んだ小林信彦の小説「怪物がめざめる夜」をなんとなく思い出しました。


さて、そんな、もしかしたら怪物かもしれない存在を「センター」に、最近のAKB48がテレビで歌っているのが「恋するフォーチューンクッキー」です。

テレビの音楽特番で初めて見ましたが、「え、今どきこれでいいの?」と思うようなぼんやりした曲に聞こえました。特にテンポが今どきめずらしいほど遅く聞こえました。
ところが2回目に別の番組で見たら、やたら頭に残るんです。何が気になるのかわからなくてYouTubeとかで探して見てたり、ネットのコメントで「フィリー・ソウル」なんて単語にぶち当たると、ピーター・バラカンの「魂(ソウル)のゆくえ」を買ってきて読み、スタイリスティックスのお勉強などもしてみました。


そして、とうとうiTunes解禁の日にはダウンロードして聴くところまで来てしまいました(あちゃー)。

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さて、BOSEのパソコン用スピーカーで聴いてみると、ああやっぱりいいんですね。難しいことをなにも考えずにボケーッと聴いていられます。AKBの歌唱はまあ、感心するほどではありませんが、オケがカッコイイです。

フォーマットとしてはモータウンなどのソウル・ミュージックの翻案であり、それこそ私が小・中学生の頃に歌謡曲としてさんざんやられていたもののはずです。
「ゴールデンハーフのロコモーション」とか、「セクシー・バス・ストップ」とか、ひょっとするとキャンディーズの歌ってたプロポーズ大作戦のテーマソングなんかも思い出してしまいます。あー懐かし!

でも、実は当時のテレビ経由では、こんなに上手くソウル・ミュージック風のノリを実現したものは聴けなかったと思います。なにより当時の家庭用再生装置が、小径のモノラルスピーカーしか搭載されていないテレビでしたから、バックの演奏はラッパと弦の音ばっかりでベースやドラムの音なんてあまり聴こえませんでした。結局我々は「歌」しか聴いていなかったわけです。
一方、当時の演奏者はテレビ局が契約しているビッグバンドのプロフェッショナルでしたから、高いレベルでの解釈ができていたのかもしれませんけど、本当のところはどうだったのでしょう?

まあ、そんな懐かしのソウル・ミュージック風歌謡曲が、すっかり進歩した音響技術と、積み上げられた知識や演奏技術を使って今、よりによってAKB48の名の下でやり直されたのは、うれしいような悲しいような。しかも聴くとちゃんと楽しいというのも困ったものです。
私が好きなのは、2番が終わった後の間奏で転調して、「お、AKBも転調するんだ」と思っていると、最後のサビを歌い出す手前でガクンと元に戻るところです。大滝詠一もよくやりますよね。

↓何種類あるんだ…

2013/09/08

潮騒のメモリー/天野春子(小泉今日子)

今年の夏はいつになく仕事が忙しく、夏休みもぐったりして終わってしまったので、当ブログも更新できず。たいして高度なことも書かないのに、なんでこれくらいのことができなくなってしまったのでしょうか?

9月になりましたので、心機一転して、気になる音楽について書いていきたいと思います。

こちら、iTunesでダウンロードしてきた天野春子こと小泉今日子の「潮騒のメモリー」。NHK朝ドラの重要な劇中歌です。
(iTunesへのリンク↓)
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ああ、それにしてもこのブログで小泉今日子の話を2回も書くことになろうとは!

私は会社勤務なので、朝ドラは見られないのですが、なぜか仕事で会う人々の間では「あまちゃん」大人気&「じぇじぇじぇ」おおはやり、となっていまして、今年の秋のイベントの出し物作りの必須項目ということがわかり、慌てて夜中に放映されたダイジェストを録画し倍速再生で視聴しました。よっしゃぁ、だいたい分かったぁ(ずももももぉぉ)。

だいたい分かった範囲で述べますと、この曲は薬師丸ひろ子演ずる元アイドル女優が、歌が壊滅的に下手くそだったために、若き日の小泉今日子演じるアイドル志望の女の子が影武者として歌った曲、という設定。発売は1985年頃らしい。
本当の85年頃のヒット曲をWikipediaで見てみると「ジュリアに傷心」「ミ・アモーレ」「恋の予感」、斉藤由貴(と菊池桃子も、か)の「卒業」などが流行っており、小泉今日子本人は「The Stardust Memory」を歌っています(薬師丸ひろ子は「あなたを・もっと・知りたくて」を歌ってます)。ふんふん、思い出してきた。ちなみに松田聖子は「天使のウインク」を歌っていたんですね。

この頃の私はまだ大学生で、今から考えられないくらい精神的に余裕があったから、ぼーっとしてるだけで流行りの音楽は頭のなかに入ってきていました。
じゃあ、そんな私が聞いて「潮騒のメモリー」が85年っぽいかというと、やっぱりぜんぜん違うよなーって感じ。

まず、曲の芸術性が高すぎ。
(ハ長調で書くと)レミドレミドシドレミドというメロディがテーマになっていて、それがどんどん発展していくような曲で、しかもバックのアレンジと同時進行しながら作っている感じがします。「潮騒のメモリー」は楽典に詳しい音楽家の仕事です。
85年当時のアイドル女優の映画主題歌であれば、いわゆる「ニューミュージックのアーティスト」に発注したと思われ、彼らが作る曲は(その後プロフェッショナルなアレンジャーの手が加わったとしても)こういう曲にはならなかったと思うんです(もし似るとしたら尾崎亜美くらいかなあ)。

さらに、もっと時代の違いが顕著なのは日本語の載せ方。
「てい・きぁ・つに」「しおっ・さ・い・の」「さよ・な・らーもぃ・わーず・に」など、大きい音符にぐちゃっと日本語を押し込んで、しかも発音がリエゾンぽくなるのはミスチル以降、90年代以降の載せ方です。80年代なら8分音符をずらーっと並べて「て・い・き・あ・ー・つ・に・の・ぉっ・てー」「し・お・さ・い・の」「(休)・さ・よ・な・ら・も・いー・わ・ぁず・に」じゃないかな?

宮藤官九郎が5分で書いた、といわれる歌詞も相当すごいこと言ってますが、ドラマの中の世界で登場人物が納得していれば別にいいわけです。「一応設定がそうなってる」だけで、いざ、現実世界で消費しようとすると、「潮騒のメモリー」は80年代アイドル歌謡の再現なんかでは全然ない、独立した現代の音楽作品です。
そしてやっぱりそれでいいんだなぁ、というのが最終的な感想。

時代考証を突き詰めるなら、80年代に詳しい人なんてまだいくらでも生きているし、「あの頃の感じで」と発注すればもっとそれらしい曲を作ることができたと思いますが、それでどうなる?やっぱり止めて正解か。

結果として、この曲だからこそ、小泉今日子も新鮮な気持ちで歌えたんじゃないでしょうか。


2013/07/07

DREAM-Self Cover Best-/華原朋美

きゃりーぱみゅぱみゅと並んで、もう一つ先週発売されていたのが華原朋美のセルフカバー・アルバムです。

このブログでも何度か取り上げているように、小室哲哉の音楽は好きなんですが、当時(1995年頃・華原朋美の全盛期)はあまりに粗製濫造的に彼の音楽が巷にあふれていたものですから、「ちょっとパス」という感じで華原朋美の歌はあまり熱心に聴いたことがありませんでした。
一般教養程度の意識でテレビで見た中では「I'm proud」と「Save Your Dream」がちょっと好きでしたが、基本、いつも苦しそうに歌ってて、特にピークの後半には歌メロもよく伝わらないようなことになっていて、あまり興味が持てませんでした。
「マライア・キャリーばりのハイトーン」みたいな惹句を何かで見たような気がしますが、こんな不安定なマライアは無いだろう、小室哲哉もいい年して変な娘に入れ込んでいるんだなあ、みたいなちょっと冷ややかな目でみていました。

そんなこんなでいろいろあったらしいのですが、最近になって久しぶりにテレビに出てきて、オーケストラをバックに小室作品何曲かと「夢やぶれて」を歌っているのをみたら、ずいぶんと印象が違う。だから、今回のセルフカバー・アルバムは要チェックと思っていました。

CDで買っても良かったんですが、iTunesでチェックしたら買えるようになっていたので、お手軽さからダウンロードで購入しました。
↓iTunesへのリンク
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ジャケットも美人に写っていますが、どこかで見たような感じがします。
「カワイイ」イメージで売ってた女性がイメチェンで久しぶりに出てくると、なんかみんな「君島十和子さん」みたいなビジュアルになっちゃうなぁ(倉木麻衣とか)…。まあいいや、歌を聴きましょう。

全編オーケストラのバックだとちょっと通して聴くのは辛いかな、と覚悟していたんですが、曲によってはドラムもエレキギターも入るので、地味なだけではありません。正座しなくても普通に聴けます。
当時は粗製濫造かと思っていた小室作品ですが、少なくとも華原朋美に提供していた曲については、メロディや展開に洒落たアイデアがたくさん入っています。全体のアレンジもオリジナルの要素をわりとそのまま手弾きの楽器に置き換わっただけなんですが、意外とロックな感じになっています。このアルバムで「作曲家・小室哲哉」を再評価する人も多いのではないでしょうか?

一方、華原朋美のボーカルは耳障りな感じが無くなって、本人らしさを残しつつも大らかで聴きやすくなっています。「こんなに上手かったっけ?」というのが最初の印象。
とはいえ、岩崎宏美クラスの大物と比べるにはやや線が細く、歌のテクニックで感心させるよりも「素材としての声の魅力」を買ってもらう、アイドルポップの延長戦的商品かなあと思います。本田美奈子が亡くなってから、あの椅子は空いているような気がするので、今後はミュージカルとかで活躍していくのでしょうか?

さて、このアルバムの聴きやすさの理由は高音に余裕があることが大きいと思うのですが、実際に手元の鍵盤楽器で音をとってみると(楽曲によると思いますが、)全体にオリジナルよりも1音半くらいキーを下げてあるようです。地声の最高音がC#かDあたり(それでも高いですね)でした。



Mine or Yours/宇多田ヒカル

ベストアルバム"SCIENCE FICTION"を買った後しばらくぼーっとしていましたが、5月になった途端にYouTubeでライブ配信的なものを見かけました。配信は途中から見たのですが、過去のMVが次々流れていて、いつから新作発表になるのかわからず、見るのやめ...