今日は天気予報より早く天気が崩れて、昼にテニスを終わって帰る頃には雨が降っていました。
でも、なぜか頭の中で鳴っていたのはオフコースの「夏の日」でした。
「夏の日」は1984.6.21発売のアルバム"The Best Year of My Life"のA面2曲目(昔のレコードにはA面とB面があったんですよ)に入っている曲です。
当時、恋する大学生だった私は大学生協の売店で予約して、発売当日に「豪華予約特典(100円玉大で緑色のしょぼい)缶バッジ」付きで入手しました。初めて聴いたのが6月だったので、6月になると思い出すのかもしれませんね。
"The Best Year of My Life"は、1982年に武道館10日間コンサートを行い絶頂期にあったオフコースから、結成以来のメンバーである鈴木康博が脱退し、小田和正を中心にした4人体制で初めて作ったアルバムです。当然、残されたメンバーは、バンドを続けるからには意地でも過去の作品を越えた内容にしたいわけですから、曲作りにも相当気合いが入ったに違いありません。
私が最初にこのアルバムを聴いた中で、もっとも変化が顕著だと思ったのが、金管の音が入ってきたことです。それまでオフコースは5人のバンドで再現できる音でレコードを作るのが前提でしたから、A面1曲目のイントロからサックスの音が入ってきたときは、「えっ」と思いました。このアルバムには気合い入りまくりの先行シングル「君が、嘘を、ついた」も入っているわけですが、この「夏の日」も小品ながら傑作です。
イントロからAメロのコード進行
(D)きみがーぼくのーなまえーをぉ(C)はじめてよんだーなつのぉひー
にやられた人は多かったと思います。音楽の教育をちゃんと受けてる人にはたいしたことないと思うんですが、「ニューミュージック」でのこの展開は(まさに寡聞して)私は初めて聴きました。
私もこの曲のまねをして、I→VIIbのパターンを入れた曲を作ろうと思いましたが、思いっきりパクりになっちゃうのしか作れなくて、挫折しました。
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