2007/06/30

君のハートはマリンブルー/杉山清貴&オメガトライブ

その昔、シティポップという言い方がありまして、今の若い人に説明するのが難しいのですが、外国で流行ったAORの感じがするニューミュージック的なもの、でしょうか。
荒っぽく云うと、林哲司や角松敏生が作る曲のことです。
当時、音楽雑誌を読んでいたら、林哲司が「歌謡曲→洋楽」のボリューム調整みたいなものがあって、杉山清貴だったら洋楽ボリュームを8くらい、菊池桃子なら4とかそういう感じで作ってる、というような話をしていて、「くっだらねー」と思ってすぐにその雑誌を捨ててしまいましたが…。

今、ネットで調べてみたらシティポップは80年代前半から流行り始めたようです。
チューブが出てくる前、夏はサザンか山下達郎か、または杉山清貴だったんですよね。

今日の「りふれいん」はその杉山清貴&オメガトライブが歌った「君のハートはマリンブルー」です。
小っ恥ずかしいタイトルだなあ!今、このタイトルを(笑)とかを付けずに発表するのは無理でしょうね。たとえばDJ OZMAあたりが、カバーして「ユーのハートはマリンブルー」とかなら通るのかもしれませんが…。
達者なバンドが、ギターソロで頑張るといったこともせずに淡々と演奏する中、杉山清貴があの声で大甘口で歌います。売れている歌手で声がきれいな人って意外と少ないんですが、杉山清貴は発声も自然ですし、その自然に出した声がきれいでしたね。
どうでしょう、日本の男性歌手で美声列伝をやってみたとき、この30年に限ると、松山千春、杉山清貴、クリスタルキングの田中さん、小田和正。玉置浩二と平井堅は美声というよりテクニックで褒めた方がいいかな…。

とくに最近は、男女ともちょっとハスキーな声じゃないと売れないしね。

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