去年出たアルバムですが、つい先日、銀座の山野楽器で見つけて買ってきました。平沢進の「点呼する惑星」。もう、タイトルだけで笑みが浮かんでしまいますね。
現代美術の作品名みたいです。
「ばーっばばーばっばっばばー」
「俺たち太陽塾。よーしみんなそろってるか点呼するぞ」
「俺が先頭!水!」「金!」「地!」「火!」「木!」「どっ」「てん」「ころりん」
「ばかやろー、なんだころりんて。お前も冥王星みたいに太陽系から外すぞ」
「俺が先頭!金!」
「地!ってこの場所暑いよ、生物住めねえよ!もう、俺が先頭!地……って、だから暑いってば!」
というコントが頭に浮かびますが、平沢進は相変わらず良い!
もともとはるか昔に「月刊Keyboard Magazine」で「SIM CITY」の特集を読んで以来のリスナーで、まあ最近の作品は結構取りこぼしていますが、気がつけば聴くようにしています。
平沢進の何が良いかというと、iTunesでは"New Age"とジャンル分けされてるバリバリの電子音楽でありつつ、完璧な「歌モノ」であること。入浴中の鼻歌としても愛唱できる曲であるというのが良いです。いつかしつこくやった「歌心」っていうのがあるんですね。
布袋寅泰も(自身の声は良くないけど)ジャンルに関係なく歌好きなメロディを書きますが、平沢進は声もイイ!
ちょっと東北のオジサンみたいな発声が良い意味で日本的で、それと電子音楽のピコピコがすごくマッチして、真似したくなる。
解説はご本人が自身のホームページでやってらっしゃるので、そちらを参照されたし。
そのうち「SIM CITY」の話も書きなおそうっと。
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