小室哲哉の逮捕は、まあ、びっくりしましたね。少し前から週刊誌などでは話題になっていましたし、その前にも大分トリニータへのスポンサー料の支払いが滞っているなど、「金に困っているのではないか」という話がありましたが、全部本当だったとは…。
私のiPhoneの中で小室作品を探すと、TMNのベスト、それに華原朋美が2曲入っていました。
"I'm Proud"と"save your dream"です。
この2曲はともに1996年の作品です。華原朋美の絶頂期と言って良い時期のもので、作品も歌唱も一番美味しい頃。そこだけつまみ食いしているわけです。
華原朋美は良くも悪くも個性的な歌手でした(と過去形にしちゃいけないのかしら)。うまい・へた問題でいうと、うまくはないです。キーがやや高めで、地声でE5くらいまで使えるのが特徴で、そこからファルセットでもっと上にいくこともある。一般男性がオクターブ下で唄うのにちょうど良いくらいの音域。
それがうまさという印象に繋がらないのは、いつ声がひっくり返るか安心して聴いていられない不安定さにあります。
最高音の手前あたりで本人が一番気持ちよく出せる高さがあって、そこにハマると綺麗な声が響くんですが、曲の盛り上がりがそこに当たらないとただうるさい声で唄っている人になってしまいます。
"I'm Proud"はその辺のちぐはぐさがなくて、全編を通じて安心して聴いていられます。最後の転調からはちょっと怪しいですが。
曲としては、豪華なオーケストラと打ち込みリズムが共存する不思議なサウンドがカッコイイ上に、テンポが少し頑張って歩く時のリズムにちょうど合って、通勤の時の伴奏にすると気持ちが良いです。
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