そんなわけで購入の経緯については「はてなダイアリー」の方で報告させていただきましたが、"yesasia.com"で購入したビビアン・スーのベスト盤が届きました。
「絶対収蔵/徐若瑄」CD2枚組です。
以前にも彼女の話は書いていますが、今回のベスト盤には2000年前後にブラックビスケッツで唄っていた作品の中国語版4曲(「スタミナ」「タイミング」「Romantic」「Bye Bye」)、が収録されているのがキモです。
それ以外の作品も1998年から2000年頃に発表されたもののようです(なにせ歌詞カードが中国語なので、本当のことが良く分からない)。
お好きな方は、こちらからどうぞ。納期は2週間くらい。私へのアフィリエイトはなんにもありませんけどねw
さて、2枚組のこのCDの中で、ビビアンは懐かしいフレンチ・ポップ風の曲や、フォーク、カントリー、R&B、テクノなどいろんなジャンルに影響された楽曲群を、さらりさらりと唄っています。
その時代時代の流行スタイルを節操無く、しかもマニアックにならない範囲で取り入れるところが日本のアイドル歌謡のやり方と共通していて、相変わらず、聴きやすいことこの上ありません。
おそらく、日本語も中国語も知らない人には、J-POPと区別がつかないでしょう。
いや、日本語がわかる私でも、最近のJ-POPはほとんど歌詞が聴き取れていないので、その意味では一緒かも。
そういえば、このCD、ときどき日本語が混ざってきます。ビビアン本人が作詞した曲も含めて積極的に日本語を混ぜています。「あいしてる」とか「がんばれ」とか、そういう単語が。
あと、日本語のナレーションが入っている曲(臺北下了雪)もあった。
これらは、あちらの政治情勢とか世論とかにも影響されるのでしょうが、2000年前後の台湾では、我らがJ-POPの歌詞の中に英語が入ってくるのと同様、日本語を入れることが一種のファッションまたは異化作用を狙った表現として、彼の地で通用していたのだということが分かります(また、日本で一応一旗揚げて帰って来た、という彼女個人のアピールもあったでしょう)。
最後になりましたが表題の「時期」に触れます。
この曲はご存知の通りブラックビスケッツの「タイミング」です。バラエティ番組内ユニットという意味では今の「羞恥心」等の先輩にあたります。
中国語版では、男声部分は声は似ているけれど多分現地のボーカリスト。
作曲は中西圭三・小西貴雄。中西圭三のメロディは(おそらく彼自身が唄うのが好きなので)、声さえ出れば気持ちよく唄えます。
男声パートのキーがやたら高いが、曲全体がビビアンの女性として中庸な音域に合わせられており、彼女は楽勝で唄っています。
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