2007/09/03

R35 Rock&Pops Super Hits/オムニバス(Disc2)

昨日に引き続き、R35 Rock&Pops Super Hitsの話の続きをします。
今日は後半、Disc2の18曲を紹介します。

1.The Power Of Love/Huey Lewis & The News
例のゴースタバスターズの元ネタがこの曲なんだとずっと思っていたら、その2年前のアルバムの中の曲のことだったんですね。ま、いずれにせよこの人が「ガッツだぜ!!」のお祖父さんというわけか。声も歌い方も"Van Halen"のデイブ・リー・ロスに似ている、というかこれが正統派ロック・ボーカルというものなのか?このR35のDisc2は映画のテーマソングが多いんです。

2.Don't Stop Believin'/Journey
高校の同級生が、これと"Cheap Trick"が好きだった。テレビに出てくる音楽しか知らない私には何のことやら…でしたが。

3.Danger Zone/Kenny Loggins
「トップガン」は面白かったなあ。会社の先輩の家で3回くらい見たのですっかり内容を覚えてしまいました。中森明菜の"DESIRE"が聴こえてくるのは空耳が過ぎるか?

4.Eye Of The Tiger/Survivor
映画のテーマ、しかも人気シリーズの何作目、というのはその世界の中で思いっきりやれるので、作る方もピントが絞りやすいんでしょうか?もう、臆面も無い盛り上げ方です。ギターのカッティングもいいが、ピアノがカッコいいですね。シンセサイザーは奥の方でストリングス系の音を出しているだけですが…。

5.The Final Countdown/Europe
ロッキー3が"Eye Of The Tiger"で、"4"がこの曲です。こちらはもっと派手にするにはこれしかない、という倍音たっぷりのシンセから始まります。前に書いた"Every Little Thing"の"Dear My Friend"のイントロがこんな感じ。ハウンドドッグの"ff"と書こうと思ったら、あっちの方が発表が早いようです。逆輸出?というか世界中のロックバンドがシンセサイザーというものをどうかっこ良く使うかを研究していた成果なんでしょうか?

6.Mr.Roboto/Styx
「まーたーあうひまでー」は「ま」を前に出して「(ま)たーあーうひまでー」と載せた方が日本人的だと思うんですが、Styxの人は二重母音は万国共通で長音になるだろうから、と「あう」を一つの音符に載せたんでしょうか?ところが歴史的には「あう」は「あふ」だから、やっぱり2音節使ってくれないとネイティブ・ジャパニーズには違和感があるんだよなー、という屁理屈を最近買った旧仮名遣いの本を読みかじって構築してみた。

7.Owner Of A Lonely Heart/Yes
これもイントロが特徴的。イントロにそのまま使っちゃうとあんまりなので、間奏でちょっと拝借してみたのが中森明菜の「サザン・ウインド」。さっきの"DESIRE"が濡れ衣でないとすると、本家が流行った翌年に使う、というのが彼女のスタッフの常習的手口だったようです。

8.Get It On(Bang A Gong)/The Power Station
このギターのカッティングもカッコいいですね。真似したくなる。なんかすごく良く聴く気がするけど、具体例が思い浮かばない。

9.Wild Thing/X
こちらはもっと泥臭いですがギターが印象的。Disc2はそういう曲を集めたんでしょうか?「メジャーリーグ」の一番良い場面でかかる、メガネのピッチャーのテーマソングです。

10.La Bamba/Los Lobos
日本では菅原洋一も歌う、もはや古典です。解説を読むと映画用にロス・ロボスが演奏したとのこと。おそらくアレンジもオリジナルに近く、録音だけが新しいということだと思います。

11.Call Me/Blondie
"Blondie"って、ボーカルのお姐さんが金髪美人だったんですよね、確か。香坂みゆきの2つあるヒット曲のうちのひとつ「気分をかえて(1981年)」がやはり1年後に出ていますが、これも言い訳できないレベルで似ている。山崎ハコも外見に似ず大胆なことをやるなあとリアルタイムで思っていたが、今はどういう打ち合わせでそういう曲作りになったのかに興味がある。それにしてもこの頃のアイドル歌謡ってやつは…。

12.Long Train Runnin'/The Doobie Brothers
歌詞カードには1973年と書いてありますが、どうしてこんなに音がいいんでしょう?この辺になってくると似ている場合は「引用」と解釈した方が良い例が多いでしょうね。山下達郎「スパークル」のイントロなんか雰囲気ですが、押さえているコードが違いますし、こういうギターの聴かせ方という定石がここで出来た、ということなんでしょうね。

13.What A Fool Believes/Matt Bianco
オールドスタイルな感じのする曲にシンセベースが当時の「現代」を感じさせます。トランペット(だよな)の音がこんなに和む作品も珍しいのでは?

14.My Sharona/The Knack
出ました。イントロクイズが全く無意味な1曲。ずっとイントロみたいな曲だもんな。このフレーズは不滅というか、神懸かりと云って良いと思う。

15.I Was Made For Loveing You/KISS
KISSって、もっとうんと昔のバンドだと思っていたら、この曲が79年なんですね。音楽的にはちょっと他のナンバーより落ちるような気がするが、ファンは多いですから、入ってくるのは当然でしょう。これもギターの「ざっざー、ざっざざーん」という音が印象的ですが、一度頭の中でこのギターに合わせて「せくしゃる、ばいおれーっと」と歌ってしまうと、後はそうとしか聴こえなくなります。試してみよう!

16.Black Night/Deep Purple
ここからラスト3曲はR35というよりもR50の世界のような気がしますが…、まあ何度もCMなどに使われていますから、意外と幅広い年代でそれぞれに懐かしい曲なのかも知れませんね。間奏部分のギターの低音弦で弾く3連フレーズを延々と弾くとオフコース「歴史は夜つくられる」のイントロに…。

17.Born To Be Wild/Steppenwolf
これもイントロのギターが印象的。ユニコーン「与える男」のイントロはこれの「引用」ですね。奥田民生は拝借したアイデアだけで1曲を作ることはなくて、きっかけだけとかブリッジのフレーズに有名曲の一部をはめるのが得意で、初期のPuffyではそれを徹底的にやって「見せた」わけですね。

18.Stand By Me/Ben E.King
最後は1960年の曲です。うーんすごいですね。シンプルです。ベースラインが最後まではっきり聴こえて、音階を覚えて歌えそうです。これも古典であり定石でしょう。なぜか舘ひろし「泣かないで」が聴こえてくるのは、空耳が一段と酷くなっていますか?


というわけでDisc2まで聴き終わりました。
今回、このCDを買って来た理由は、お盆休みに書いていた「日本語の問題」を考えているうちに、「外国のボーカリストは英語をどう歌っているのか?」という疑問が改めて湧いたからです。ロックサウンドを優先する中で、ミスチルのように単語を変形させたり、巻き舌で歌ったりしているのかをできるだけ多くのサンプルを集中して聴いてみたかったからです。
ただ、私には英語のヒアリング力がありませんから、結局本当のところは分からないのですが、おそらく多くの英語圏のロックボーカリストは母国語を聞き取り可能な発音で歌っているのではないかと感じました。ちょっと違うんじゃないのかな、と思ったのはM.C. HammerとDavid Bowieの芝居がかった2例でした。

では日本人はどうやってロックを歌ったら良いのか?その答えはもう出ているのか、まだなのか?風に吹かれているのか?

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