CDで買うか、iTMSでダウンロードするか迷ったんですよ。
CDでもアマゾン価格3000円ちょっとで、iTMSでのアルバム購入が2400円。微妙ですよね。
ただ、狭い部屋に物理的にディスクが増えるのもナンですし、熟女写真のジャケットは(相変わらずお美しいですが)まあいらないか、という判断でiTMSでダウンロードしました、"Denim"。
えー、基本的にはいつもと一緒です。これは別に悪口じゃないのですが、小田和正、山下達郎、大滝詠一等に対してファンが望むものは、目先の新機軸ではなく、クォリティですからね。そういう意味では期待に違わぬできばえですし、男の子は竹内まりやというより山下達郎がどんなカラオケを作って来たか、という興味で買う人も多いと思います。
竹内まりやがただ者ではないと気がついたのは、大学の時に好きだった女の子が「竹内まりやの歌は良い」と云っていたのがきっかけです。彼女が云うには、竹内まりやのちょっと底意地の悪いところが現実の女の子の感覚に近いのだそうです。
歌の世界の女性は(特に男の作詞家の場合)、「そんな女の子どこにいるの?」と女子が思うような、ただ可愛く、優しく、我慢強いが体は弱い、という存在にされがちです。実際の女の子はちゃんと計算もしてるし、いざとなったら結構強いし…ということで、竹内まりやの書く歌詞はその辺がちゃんと現実の女性になっている、というようなことを云っていました。
なるほど、確かに僕が好きだった女の子も「けんかをやめて〜」といいながら、ときどき後ろ向いて舌を出しているようなタイプでした。
さて竹内まりやは結婚後、歌手としてではなく、主に女性アイドルへの作品提供から仕事復帰しました。河合奈保子や薬師丸ひろ子の作品を作っていましたが(特に「元気を出して」の評判がすこぶる良かったですね)、さっき"Denim"をざっと流して聴いていたら、聞き覚えのある曲が入っていました。10曲目の「終楽章」です。
これは確か薬師丸ひろ子のLPに入っていた曲。多分20年ぶりくらいのお蔵出しだと思います。賢い奥様の「リユース・リデュース・リサイクル」でしょうか。
2007/06/30
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