さて、岩崎宏美は70年代中期に「スター誕生」から生まれた、「中三トリオ」のちょっと後輩にあたるアイドルでしたが、デビュー当時から歌唱力は折り紙付きでした。私の父などもTVで見かけると「もっと年を取ってスタンダードナンバーを唄うのが見たい」というようなことを言っていました。
そして実際に今、スタンダードナンバーの似合う年になったわけですが、その歌手生活の収支は合っているのでしょうか?相変わらず歌のうまさに関して、その評価は揺るぎないと思われますが、代表曲というと行きがかり上「聖母たちのララバイ」あるいはネタとしての「シンデレラ・ハネムーン」ということになって、その楽曲のレベルは岩崎宏美の実力からするといかにも平凡です。前回書いた伊藤由奈もこの轍を踏んでしまうのではないか、とオジサンは心配しております。
さて、そんな岩崎宏美の曲の中から、iTMSですぐに聴けるサンプルとして、初期の名唱とされる「思秋期」のリンクを貼っておきます。昨年、阿久悠氏が亡くなった時に代表曲のひとつとして紹介されたり、本人が出てきて唄ったりするのを見聞きして思い出しました。
10代でこの安定感!ていうか、若い男の子向けにしては落ち着き過ぎだったのかなあ。
超蛇足ですが、すごく機嫌のいい男性がこの曲を鼻歌で唄うと、「ルビーの指環」になります。
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