2008/07/05

INTERLUDE

6月中旬に父が亡くなったりして、ちょっと更新が滞ってしまいました。
今日から再開です。

さて、はてなダイアリーの方にも書いたんですけど、先月放送された「BSマンガ夜話」を会社の同僚に頼んで、録画してDVDに焼いてもらって(家にBSチューナーがないから)、一昨日見ました。
今回は第2夜が「男組」だったんで、それが楽しみで。

「男組」の作画担当・池上遼一の画は実に華麗であり、アジア人をこんなに格好良く描ける人はいない、といしかわじゅんも云っています。日本でいちばん上手いマンガ家と思っている人もたくさんいると思います。一方で、そのいしかわじゅんは著書の中で、「動きが描けないマンガ家」の典型としても池上遼一を挙げています。下手だと云ってるんですね。


私がこの、「うまい・へた」ラベルのエントリで書いていきたいのは、それの歌版です。画風の華麗さと動きの拙さが同居する池上遼一のマンガは、俳優に例えれば絶世の美男・美女なのに大根役者、という存在です。天使の歌声かと思うような声を持ちながら歌の解釈ができない歌手、というのがいたらやはり池上遼一になるでしょう。

僕が思う理想の歌唱法というのは、話し声が美しくてその延長にメロディが乗って、すべての音域をカバーする、というものです。おそらく、そうすれば歌詞が聞き取れないこともないと思われるのですが、プロの歌い手がそれで成り立つかというと、そういう喉の使い方をするとすぐに声帯ポリープになっちゃうのかもしれない。その辺の矛盾も抱えつつ、次の話に参りましょう。

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