「ケイゾク」は面白かったなあ。私は放映中は知らなかったのですが、誰かが褒めていたのを後から読んで(ナンシー関だったかも)、滅多に行かないレンタルビデオ屋に通って全話&特別編&映画を視ました。映画版はDVDで買いました。1話完結の推理劇なのに、全編を通じては「アサクラ」を敵役にしたサイコホラーな筋立てがあるという、不思議な作品でした。
このドラマの印象が強いので、今でも中谷美紀を柴田純のイメージで見ていますし、渡部篤郎を見ると、「あ、真山さん元気そうだな」と思ってしまいます。「のだめカンタービレ」の上野樹里も柴田純に見えました。
さて坂本龍一は、一時期、朋ちゃんに入れあげる小室哲哉みたいに中谷美紀用に作品を提供していて、アルバムを何枚も作っています(私は"Miki"を買いました)。
この中にも「クロニック・ラヴ」が入っていますが、YMO後期のような辛気くさい(?)曲が多い中、この曲だけが図抜けてキャッチーです。とはいっても鼻歌で歌えるタイプの曲ではありませんけど。
メロディに沿ってシンセサイザーで付けられたコードがなんとも気味悪く、でもまた聴きたい、という気持ちにさせられます。中谷美紀のつたない感じの歌唱が、その力弱さ故にトータルのバランスを壊さず、楽曲全体が一つのサウンドとしてまとまっています。
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