少し前にデーモン小暮閣下がカバーしていた、"Return to Myself"です。彼がこの時代のガールズ・ロックに目をつけたのはとても良く分かります。ここ20年くらいのヒット曲って、絶対女性ボーカルの曲の方が歌って楽しい曲が多いと思うのです。ただ、最近はちょっと歌える女の子はみんな「R&Bの歌姫」路線に行ってしまうので、たまにはこういう暑苦しいロックが似合う女の子が見たいです。
この曲がはやったのは1989年。浜田麻里はそのちょっと前から徐々にテレビに出始めて、ソウルオリンピック中継のテーマソング"Heart and Soul"を歌ってから、いわゆるベストテン番組でも見かけるようになりました。4オクターブだか6オクターブだかの音域と、ロックボーカリストにしてはカワイイ、舞台衣装はパンチラあり、などの前評判とともに、我々善良な一般大衆の前に現れました。
YouTubeでも結構な数のビデオが見られます。
彼女の場合はもう完全にプロフェッショナルな歌唱が身に付いていますので、歌声はライブもCDも変わりません。ロックな額面に似合わず意外と喉を使ったカワイイ声の出し方をしていますね。
私はぜひ、彼女と寺田恵子が組んで"We Built This City"みたいなド派手な曲を発表してもらいたい、と思っていたのですが、実現していません。残念!
さて、この"Return to Myself"は、CDではバックのコーラスも浜田麻里が自分の声でやっていると思うんですが、その声がすごい(加工してるかもしれないけど)ので、ぜひCDでも聴いてみてください。この曲が入っているのはこのアルバム。ああ、あのバブリーなジャケットが出てこない!
登録:
コメントの投稿 (Atom)
世界デビューしました
2024年も大晦日になってしまいました。とうとうレコード大賞もまったく見なくなったなあ。もうテレビはほとんど見なくなってしまい、退職金で買った大型画面テレビはもっぱらYouTubeをぼんやり見るだけの機材になってしまいました。まあ最近のYouTubeは画面きれいだけども。 さ...
-
例えば杉山清貴という人がいます。全盛期は80年代の中盤で、最近はほとんど見る機会もないのですが、この人なんかは喋る声の延長と思える声がきれいで、いかにもハイトーン・ボイスという印象です。いつ声変わりしたのか分からない、ボーイソプラノのまま大人になった声で、似ている人ではもっと昔に...
-
宇多田ヒカルが今後どのくらいの期間、音楽家として活動するのか分かりませんが、おそらく3rdアルバム"Deep River"までが「初期」と云われることになるのでしょう。 この期間は彼女が大人になる過程を発表し続けた時期だからです。 "First Lo...
-
前回の更新から2年近く経ってしまいました。その間に会社を定年退職したり引っ越ししたりで自分のことで精一杯でしたが、まあ晴れてほぼ自由の身(経済的にはどんどん不自由になるわけですが)ということで、これからは身バレしようが炎上しようが誰にも迷惑がかからないことになっています。 さて、...
0 件のコメント:
コメントを投稿