「う、ふ、ふ、ふ、」は化粧品のCMソングでもあり、本人の歌唱でヒットしましたが、その前後には高見知佳という微妙な位置にいたアイドルに「くちびるヌード・咲かせます」を提供しています。また、このアルバムには入っていませんが、この後すぐに香坂みゆき「ニュアンスしましょ」が発売されています。この2曲は何故か中国っぽい旋律と化粧品のCM曲であるところ、さらに伸び悩んでいたアイドルを一躍売れっ子にしたという実績が共通しています。
この頃のEPOは、「ひょうきん族」のエンディングテーマで"DOWN TOWN"を歌っていたように、「女・達郎」といった趣のお洒落でかつオーソドックスな音楽性に加えて、ちょっとエッチな歌詞のマッチングが面白かったです。本人はモノセックスな外見で、思春期の男子の想像力に訴えるタイプではありませんでした(主観です)が、声がきれい。本人も自覚しているのか、カバー曲を歌っていますが、大貫妙子と声が似ています。
そして、大貫妙子がほぼ一貫してそうであるように、EPOもいつしかいわゆる「売れセン」の曲作りを捨てて、海外に居を移したり、ポエットリーリーディングみたいな感じの曲を発表しながら、いつしか地味になってしまいました。私は彼女に関する情報をあまり見聞きしていないので、その理由やきっかけについては知りません。
2 件のコメント:
オレは、「音楽のような風」ただ1曲で、EPOのファンです。大学生だった頃、よく聴いた。「RCA三人娘」のひとりだったんだね。
おばんです。
「RCA三人娘」という言い方は知らなかったな。大貫妙子はEPOよりもうんと前からやっていたような気がするし、ちょっと乱暴な括りだよねえ。
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