この人もずいぶん存在の意味が変わって来たような気がしますが、結構長もちしている人です。
音楽性でいうと、ここ十数年くらいの布袋寅泰との仕事の方が今風なんですが、デビュー間もないこの頃の方が彼女の声に寄りかかって聴けるので、好きな人には良いかもしれません。
私はこの曲はシングルカットされていると思っていたのですが、公式サイトやWikipediaで確認すると、アルバム"elfin"に収録されている中のシングル曲は「野生の風」だけだったんですね。最初からアルバム志向だったのはたいしたものですし、"elfin"は初期の今井美樹の代表作ですから、興味のある人はぜひ聴きましょう。
女優の歌だからと言って、前に書いた中谷美紀とはだいぶ歌唱力が違います。かといって、歌手として表現上のテクニックをすごく勉強してます、という歌い方でもないので、耳と声が良くてそれで勝負している人なんだと思います。
しかし、ちょっと歌える歌手にありがちなのですが、2年もやるとスタッフが息切れして、昔のヒット曲のカバーとかを始めて地味になって行く例が多い(たくさんあるが、とりあえず高田みづえなど)のです。今井美樹もこの翌年には"fiesta"なんていう、カラオケで洋楽を歌ってみましたあ、みたいなアルバムを出していて、買った私は不機嫌になりました。それを思うと、布袋寅泰という才能のある作家を捕まえたことは、成功だったと思います。
余談ですが、私が今井美樹にはまったのは、ラジオかなにかでこの曲を聴き、その声が忘れられなかったからですが、正体を突き止めようとして名古屋の黎紅堂(若い人には分かりませんか?日本で最初の貸レコード屋です。今のTSUTAYAとかの元祖ですね)で、「うーん、確かこんなの!」って借りて来たら、それは設楽りさ子のアルバムで、全然違っていたという経験があります。そういう時代だったんです。
さて、"YouTube"で探したら「ポールポジション」のPVが流してありました。「眉毛、太っ」
4 件のコメント:
今井美樹といえば、「Goodbye Yesterday」がイイなぁー。。。これ聴くと、涙でてくるのよ・・マジで。あとは、「彼女とTIP ON DUO」。まだ営業だった頃、営業車にラジカセ持ち込んで、よく流してたなぁ。。。。ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・
ジェイクさんこんばんわ。
こちらの方向に合わせて新しいペンネームを作ってくれたんですね。
今思い出してみると、当時の今井美樹の曲は、本人の歌よりカラオケで聴くことの方が多かったかもしれませんね!
片づけしたら、「Passage」のLDが出てきた!「れーざーでぃすく」だよ。スゲー!!昭和62年・・・ウヒョ-! でも今や、「布袋美樹」さんなんだねぇ。
"Passage"はお宝的価値もあるからそのまま墓場まで持って行くと良いと思う。
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